「那覇空港にて旅客ハンドリング業務で活躍する社員をご紹介！」
エアーエキスプレス（株）

　こんにちは。KONOIKEグループです。 現場で働く従業員をご紹介する“人”シリーズ。
今回は、那覇空港で空の便を支えるエアーエキスプレス（株）（以下、AEI）の社員の皆さんをご紹介します。

　那覇空港で国際線のチェックイン業務を担当しています。具体的には、荷物のお預かりやパスポートのチェック、航空券の発券などです。入社後は国内線のチェックイン業務からスタートしました。コロナ禍で航空便が少なかったこともあり、先輩方には特に丁寧に仕事を教えていただきました。8カ月程チェックイン業務を行った後、サービスデスク業務に異動しました。比較的早い段階でのキャリアアップだったと思います。
　サービスデスク業務とは、その日一日の責任者の補佐役のような形で、新規発券業務やトラブル発生時の対応、搭乗便の変更などで差額が発生する場合のキャッシャー業務などを行います。また、業務受託しているジェットスター・ジャパンの国内便では、飛行機に搭載する貨物やお客さまの座席位置で重量バランスを調整する業務も私たちが行っています。実際にお客さまの預け荷物や貨物を飛行機に積み込むグランドハンドリングの方ともコミュニケーションを取りながら、安全に定刻出発できるよう取り組んでいます。

　海外旅行をした際に現地の空港スタッフの方にとても優しくしていただいた経験から、自分自身もそういったサービスを提供できる仕事に就けたらいいなと思うようになりました。元々英語は苦手で、国際線のチェックイン業務を行う上で海外からのお客さまとのコミュニケーションが「難しいな」と思うこともあるのですが、新たに学んだ言葉で意思疎通できたときにはやりがいを感じますね。国際線では韓国や中国のお客さまが多くいらっしゃいます。

　成田空港で旅客ハンドリングなどを行う空港ターミナルサービス(株)（以下、ATS）との人事交流プログラムの一環として、9カ月間成田空港への出向を経験しました。会社としても初の試みで私は一期生だったため、分からないことばかりで不安もありましたが、入社当初からの国際線の業務をやってみたいという憧れに挑戦できる良い機会と思い、挑戦しました。そこで初めて国際線のチェックイン業務を経験し、最終的には出発ゲートの責任者を任せていただきました。
　実際に行ってみると、一緒に働く皆さんがとても優しくしてくださり、慣れない私に「一緒に帰ろう」とか「ご飯を食べに行こう」と誘ってくださったりして、仕事もプライベートも充実した生活が送れました。

　成田空港は那覇空港とは規模が全く異なり、フライトが9時間以上遅延したり、突然スケジュールが変更になることも日常茶飯事でした。ある日、「3時間遅延します」とアナウンスした後にフライトがキャンセルになったことがありました。その際に、カウンターには外国籍のメンバーが多く、お客さまから日本人に代わるように言われ、私が対応に入りました。
　「こういう理由で遅延しており、フライトキャンセルになりました」とお伝えすると、お客さまはお怒りなのですが、そんな状況でも丁寧に説明をしていくと「伝えてくれてありがとう」と感謝の言葉をくださったことが心に響きました。私自身も精一杯の対応でしたので、とても嬉しかったです。

　「臨機応変な対応力」です。新しい業務に取り組む際には「1週間後にやりましょう」ではなく「明日からやりましょう」というのがAEIのスタイルですので、入社後に身に付いたスキルかもしれません。

　国内線のサービスデスク業務をメインで担当しています。予定通りに航空便が出発できるようにチェックイン業務の時間管理や、トラブル時の対応など、現場のリーダー役として常に時間を確認しながら周りを動かす役割です。時間との勝負で常に忙しい業務ですが、いろいろと頭の中で考えながら働くのが好きなので、とても楽しいです。
　飛行機に搭乗されるお客さまや荷物の重量バランスを調整するウエイトコントロールの業務も、私たちサービスデスク担当が行っています。小さな飛行機の場合には前方、中央、後方の3ゾーンで重量が同じであれば基本的に問題はないのですが、一回り大きい飛行機だと前方よりも後方を重くする決まりがあるため、お客さまの座席の位置を考えながら調整しています。

　専門学校では国際リゾート観光課というコースを出ており、クラスメイトはホテル業界に就職する人が多かったですが、空港の企業を見学した際に、お客さまと直接コミュニケーションを取りながら、どんな対応をしたら満足していただけるかなと考えて仕事ができるところが自分に合っていると感じ、空港業界を選びました。
　AEIに入社した決め手は、国際線にも力を入れていて、お客さまとも異文化交流ができる点や、社員も多国籍で、一緒に働く中で異なる考え方や価値観を共有できそうだと思ったからです。実際に韓国やネパールなどさまざまな国の出身者がいるのですが、丁寧にコミュニケーションを取り、お互いに刺激し合える良い関係です。

　現在担当しているLCCは、日系大手航空会社に比べて、特に時間管理に厳しく、1分でもチェックイン時間に遅れればご搭乗いただけない決まりです。時間ギリギリのお客さまがいらっしゃった場合、荷物を持って搭乗口まで一緒に走ることもあります。大変ですが、やりがいのある業務です。
　機材不良や整備、CAの人材不足でやむを得ず欠航する場合は、お客さまから「そっち（AEI）でどうにかできないの？」とお叱りの声をいただくこともありますが、お客さまの立場に立って真摯に向き合うことができています。
 

　お客さまのお困り事が起きたときに、解決策や代替案を提案するのが得意です。例えば、欠航により返金を余儀なくされたお客さまに、「明日の便であれば無料で変更できますが、どうされますか？」といったご提案をした際、「ここまで対応してくれるとは思ってなかった」と言っていただけたこともありました。

エアーエキスプレス(株)
〒901-0142
沖縄県那覇市鏡水150番地　那覇空港旅客ターミナルビル国際線エリア1階

事業概容：那覇空港において空港旅客ハンドリング業務（チェックインカウンター業務）および搭乗サポート、保安検査前案内業務などを行う。現在は国内線1社、国際線4社の業務を受託している。
https://www.konoike.net/company/group/japan/airexpress/