サステナビリティ
推進体制

基本的な考え方

私たちKONOIKEグループは企業理念に「『人』と『絆』を大切に、社会の基盤を革新し、新たな価値を創造します」を掲げ、これを「私たちの使命」としています。
サステナビリティを巡る課題に取り組む際にも、この理念の実践を通じて、お客さま・従業員・株主・地域社会といったKONOIKEグループを取り巻く多様なステークホルダーの幸福と安全で安心な社会の実現を目指します。

サステナビリティ委員会と各部会における活動

サステナビリティ委員会(委員長:取締役会で選任)は取締役会の諮問機関として、取締役会からの諮問に対する答申の他、サステナビリティに関する個別の課題についての討議を行い、その内容を取締役会へ定期的に報告することとしています。また、本委員会の傘下には機能別に5つの部会を設けており、各部会が策定した年次計画、運用状況などは本委員会に定期的に報告し、評価を受けることとしています。さらに、各部会には社外有識者1名を招くなど、公正性・客観性の確保にも努めています。

サステナビリティ委員会

サステナビリティ委員会
※委員会は、必要に応じ部会を新設・改廃する権限を有する。

5部会における活動

内部統制部会(部会長:財務経理本部 本部長)

KONOIKEグループにおける内部統制(主に「J-SOX」を中心とする)の構築・運用の推進や内部統制上の課題対応状況を検証しています。

リスクマネジメント部会(部会長:総務本部 本部長)

経営環境の変化に対応するため、定期的にリスクアセスメントを実施し、対象リスクを選定しています。リスク所管部門を決定すると共に、評価指標(統制目標)の設定の他、取り組み状況のモニタリングを実施するなど、リスク低減に向けて活動しています。

情報セキュリティ部会(部会長:ICT推進本部 本部長)

情報セキュリティ基本方針および関連する諸規程を整備するとともに、情報セキュリティ全般に対し、人的・物理的・技術的対策の検討と、実態把握・予防措置・検出・緊急事態への対応を行っています。また、配下の情報セキュリティ対策推進チームにより、具体的な対策、定期的な見直し、改善、教育を実施し、情報セキュリティを維持・発展させていくためのマネジメントサイクル(PDCA)を推進しています。

コンプライアンス部会(部会長:経営品質本部 本部長)

コンプライアンス方針の策定、見直し、PDCA等、コンプライアンス体制の強化を図っています。また、内部通報制度(コウノイケ・ヘルプライン)に関わる事案も検証しています。

環境部会(部会長:経営品質本部 本部長)

環境関連法規の遵守および環境保全活動の状況について評価し、各種改善施策を議論、立案、実施することにより、法令遵守・環境負荷低減への対応を図っています。

マテリアリティの特定

KONOIKEグループがステークホルダーの皆さまとともに持続的な成長を遂げていくためには、リスク・機会の両面からマテリアリティを特定し、中長期的な経営戦略に組み込むことが重要と考え、現在取り組みを進めています。過不足なくマテリアリティを抽出するために、まずは事業本部のリスク・機会を特定するフェーズから始め、GRIスタンダード等のガイドラインや外部有識者との対話も参考にした上で、KONOIKEグループとしてのマテリアリティを特定していく予定です。

マテリアリティ特定プロセス

マテリアリティ特定プロセス

サステナビリティとリスクマネジメント

KONOIKEグループでは、サステナビリティを戦略的な視点で推進することにより、持続的な企業価値の向上を目指しています。サステナビリティの推進において、リスクマネジメントの重要性を十分に認識しており、とりわけ客観的なリスクアセスメントは基礎的で不可欠な役割を果たす一つと認識しています。

リスクアセスメントの目的

①事業を取り巻くリスクを評価した上で、リスクの全体像を把握する
②会社経営に重大な影響を及ぼす「優先対策リスク」を特定する
③組織として取り組むべきリスク対策の方向性を明確にする
④社内のリスク管理意識の向上を図る

持続的な企業価値の向上と社会的な影響力の拡大を目指して、効果的なサステナビリティ戦略を策定するためにも、リスクマネジメントの最適化を常に追求した取り組みを進めています。

KONOIKEグループ統合報告書2023

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