社長ご挨拶

お客さまの「安全」と「品質」を守り続ける「信頼され」「愛される」KONOIKEグループへ

鴻池運輸株式会社は、2013年3月15日 東証1部に上場してから、おかげさまで6年目を迎えることができました。また2020年5月には、創業140周年という大きな節目が控えております。これまでの皆さまのご愛顧、ご支援に心より御礼申し上げます。

振り返りますと創業130周年を迎えた2010年、当社グループ従業員1,000名が、大阪・中之島の中央公会堂に一堂に会した折、私の目には130年間の当社の発展を支えてくださった多くのお客さまや先達、さらにそのご家族のお姿を感じ、感謝の念で胸が熱くなったことを昨日のように思い出します。そしてその先へと続く道は、我々が切り開いていくべき未来であり、皆さまから信頼され、愛される会社として発展していくことこそが、これまでの多くのご支援への恩返しとなると確信したのです。

以来、多くの株主の皆さま、お客さまのご支援のもと、上場企業にふさわしい会社へと成長を続けるために、積極的なM&Aや大型投資、新規事業開拓などさまざまな挑戦を重ねてまいりました。事業領域で見ますと当社のコア事業である製造業の請負事業における着実な事業拡大に加え、国内経済の成長分野であるサービス業の請負事業でも、空港関連事業や医療関連事業への積極的な取り組みが奏功し、事業成長が加速しつつあります。さらに、新たな事業機会の創出にも注力しています。また、グローバル事業においては、拠点の再整備・強化はもとより、厳しい事業環境の中で、国内事業での当社独自のノウハウ(請負と物流の複合化)や強み(高い安全と品質、生産性)を海外でも展開していくために、現地パートナーとの資本提携や戦略投資、人材育成、安全・品質教育などの取り組みを進めています。

一方で、慢性的な人手不足をはじめとする、多くの課題が社会問題化している国内の物流サービス分野においては、関東~関西間の中継輸送システム拠点として、静岡県島田市に当社独自方式の「スイッチセンター」を設置し、ドライバーの労働環境改善を進める試行を重ねています。また、海外においては、深刻な環境汚染を改善するために、国を挙げて鉄道輸送強化に取り組んでいるインドにおいて、鉄道コンテナ輸送事業に本格参入するなど、国内外で社会問題にも挑戦を続けています。

しかし、社会環境や当社の事業構造がどのように変化しても、変えてはいけないものがあります。それは、当社が130年以上にわたり積み重ねてきたお客さまからの信頼の礎となる、幾多の経験を通して培ってきた「安全」と「品質」に対する、徹底的なこだわりと努力にあります。そして、今、さらなる成長を目指す当社が、その「安全」「品質」を守り抜くために最も大切なことは、働く従業員全員が「安心」して働ける「ゆとり」ある労働環境をつくること、まさに「働き方改革」の実行にあります。当社の経営指針に定められている「人を大切にする」姿勢は、これまで以上に重要になっているとの認識のもと、お客さまのご理解とご協力をいただきながら、さまざまな制度や仕組みの見直しも進めてまいります。

2020年、そして2030年の未来へと続く道は、当社グループはもとより、全てのお客さまにとって、企業価値を向上する無限の可能性を秘めています。当社グループの全従業員一人一人が、プロフェッショナルとしてお客さまの「安全」「品質」を守り抜き、お客さまの価値向上に貢献し続ける。その夢を果たすために、全てのお客さまや株主の皆さまに笑顔と安心をお届けし、心から「信頼され」「愛される」KONOIKEグループへと変革するべく、これからも挑戦を続けてまいります。どうぞ、ご期待ください。

代表取締役兼社長執行役員 鴻池 忠彦