ICT・DX推進
基本的な考え方
ICT推進本部は業務プロセス改革と事業変革を実現するDX-ICT基盤の構築を目指して2018年4月に発足し、ICT基盤の再構築・生産性改革を中心に取り組んでまいりました。この基盤の上に、KONOIKEグループ事業がICT技術とデジタル技術を活用し、ビジネストランスフォーメーション(既存事業モデルの変革)を進め、新たなお客さまの獲得や既存のお客さまとのお取引の深耕化を図り、新たな売上、利益を創出できるようにすることが基本的なミッションです。具体的には、事業面では、グローバルに展開するフォワーディング事業のEC事業モデル化および物流事業における最適なサプライチェーンを担う統合物流パートナーとしての進化に取り組んでいます。加えて、KONOIKEグループ従業員、関係者がデジタル技術を広く活用し、品質と生産性の高い業務に集中できる業務プロセスの構築を進めています。2030年ビジョンに向けてこのような「技術」にフォーカスして高みを目指すなかで、当本部は高みを目指す担い手である「現場」の課題や潜在的なニーズをしっかりと理解すること、そして、各本部においては、ICT・DXの十分な理解促進を変革の両輪と考えて取り組んでいます。
2021年3月期~2024年3月期までの実績

中期経営計画 KPI
2023年3月期
(実績)
2024年3月期
(実績)
2025年3月期
(目標)
新統合 WMS 導入実績件数
1
2
5
事業現場業務の生産性向上実績件数
7
12
20
バース予約管理システム導入実績件数
3
8
15
2023年3月期 (実績) |
2024年3月期
(実績)
|
2025年3月期
(目標)
|
|
新統合 WMS 導入実績件数 | 1 | 2 | 5 |
事業現場業務の生産性向上実績件数 | 7 | 12 | 20 |
バース予約管理システム導入実績件数 | 3 | 8 | 15 |
ICT・DXの取り組み
配車業務のデジタル化
配車業務のデジタル化・一元管理化により生産性の向上を実現しています。これまで配車手配はメール、電話、FAXなどで各運送会社と連絡を実施してきましたが、Hacobu社の「MOVO Vista」と「自社システムデータ加工ツール」を利用することで、情報のデジタル化・一元管理をスムーズにでき、作業時間の短縮に取り組んでいます。
会計入力業務のデジタル化
AI-OCRやRPA、データ連携ツールを活用することにより生産性の向上を実現しています。これまで、会計システムへのデータ入力は手作業で実施してきましたが、AI-OCR等による請求書のデータ化やRPAによる処理の自動化、そして会計システムへのデータ連携により、作業時間の短縮・オペレーションミスの削減に取り組んでいます。