ICT・DX推進

基本的な考え方

ICT推進本部は、本部のビジョンを「テクノロジーで変革を、信頼で未来を。」と掲げ、最先端のICTおよびデジタル技術を活用し、KONOIKEグループの価値創造を支える戦略的ICTパートナーとして、持続可能な成長の実現を目指しています。日々進化するICT技術とデジタル技術の積極的な活用により、2018年のICT推進本部発足以来構築してきたICT基盤をさらに強固にし、KONOIKEグループがビジネストランスフォーメーション(既存事業モデルの変革)を進め、新たなお客さまの獲得や既存のお客さまとの深耕化を図ることで、売上・利益の創出を可能にする事がミッションです。
2030年ビジョンの実現に向けては、「技術」にフォーカスして高みを目指すなかで、その担い手であるKONOIKEグループの従業員および関係者が、デジタル技術を広く活用し、高い品質と効率的で生産性の高い業務に集中できる業務プロセスの構築と、意思決定の高度化を推進する為のICT環境の構築を目指すと共に、コンプライアンスとガバナンスを徹底し、安心・安全でありながら、柔軟で生産性の高いIT環境の提供を通じて、従業員のウェルビーイング向上にも寄与していきます。こうした取り組みを支えるために、現場の課題や潜在的なニーズを的確に捉え、迅速な解決策の提供を可能にするICT推進本部の体制強化を推進しています。KONOIKEグループの未来に向けて、ICT推進本部はテクノロジーの力を活かし、人と組織の可能性を最大限に引き出すことに取り組んでいきます。

中期経営計画 KPI

2023年3月期
(実績)
2024年3月期
(実績)
2025年3月期
(実績)
2028年3月期
(目標)
新統合 WMS 導入実績件数 1 2 5 14
生成AIを活用したユースケース数 1 12

取り組み事例

データ活用による現場力強化

物流倉庫における在庫回転率、在庫ABC、入出庫数・在庫数、人時生産性などの物流KPIを標準化し、BIツールによる可視化基盤を構築しました。これにより、各営業所では業務改善や顧客交渉に
おいて、データに基づいた迅速かつ的確な意思決定ができるようになります。特に新統合WMSを導入した際、WMSと連携したリアルタイムなデータ活用が実現され、現場の生産性向上とサービス品質の向上に大きく貢献しています。今後は新統合WMS未導入拠点への導入促進や、他システムとの連携も視野に入れ、データドリブンな自律的改善文化の全社的な定着を目指します。

在庫回転率
入出庫数・在庫数

生成AIを活用した業務革新と人財育成への挑戦

全社で利用可能な生成AI基盤を活用すると同時に、個別に業務向けのユースケースへの取り組みを内製で進めています。また、経営層から一般社員まで幅広く生成AIリテラシー向上のためのトレーニングを実施し、人口減少・高齢化が進む社会において、AIを戦略的に活用し新たな価値創造に挑戦してまいります。新技術への挑戦と人材育成に注力し、生成AIの特徴やリスクを理解した上で、自身の業務へ効果的に活用できる体制を整え、持続的な競争力強化を目指します。

生成AI

KONOIKEグループ統合報告書2025

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