鴻池運輸が都立羽村高校の「『社会交通システム』特別講座」に登壇
この講座は高校3年生を対象に、社会交通システムの仕組みや役割を学び、運輸業界で働く人との交流を通じて、キャリアの可能性を広げることを目的としたイベントで、将来の交通インフラを支える人材育成のため、東京都教育委員会の支援の下で実施されました。初日の内容は、参加企業が各社ブースに分かれて、物流業界や自社の事業について生徒の皆さんに説明する講座形式でした。鴻池運輸のブースを担当したのは、青梅市で大手飲料メーカーの商品等を保管・輸送する青梅流通センター営業所です。
「大型トラックって何?」「フォークリフトはどんな荷物を運ぶの?」など、物流現場で活躍する車両の紹介に始まり、モノを運ぶ・保管するといった物流企業の役割を分かりやすくお伝えしました。
鴻池運輸のブースの講師役・原所長は「物流は社会の血流。物流が止まってしまうと、皆さんが普段買っているものがお店に届かない。皆さんの生活を支える仕事なんです」と力説。「鴻池運輸って知っていますか?」という質問には、ほとんどの人が「知らない」と答えましたが、会社の事業紹介や営業所の実際の業務内容について、原所長の熱のこもった講義に生徒の皆さんも真剣に耳を傾けていました。「セミトレーラはアフリカ象を4頭運べるんですよ」という説明には聴講者からも驚きの声が上がりました。
質疑応答では、生徒から「倉庫から出たトラックはどこに荷物を運ぶの?」という質問が上がりました。鴻池運輸が扱う荷物は一般のご家庭にはお届けしません。お客さまの倉庫や販売拠点に荷物を運ぶ、企業を相手にしたビジネス、いわゆるBtoBを主とする企業です。生徒の皆さんにとってはそうした業態の違いを知るきっかけになり、企業側にとっては若い方が物流業界・物流企業についてどの程度知っているのか、どういう点に関心を寄せているのか、魅力に感じているのかを知る機会になりました。
二日目は青梅流通センター営業所の現場見学を実施。生徒の皆さんと実際に倉庫内を巡り、入出庫業務やフォークリフト操作を見学することで、物流現場をより身近に感じてもらえる時間になりました。現場見学を主導した同営業所の岸川さんは「営業所の規模感や設備のきれいさを、高校生の方はもちろん、学校の先生方にも体感していただける良い機会でした。自職場の紹介だけでなく、業界全体についても知ってもらえたと思います」と話してくれました。
「正直申し上げると、高校生の方でも社名を知っているような物流企業にお声がけすることも検討しました。しかし、それでは面白くない。誰もが知っているわけではないけれども、社会を支える企業を知ってもらいたいという想いがありました。鴻池運輸はまさに社会の『縁の下の力持ち』。また、青梅流通センター営業所など、西多摩地区で巨大な物流拠点を持っておられ、地域に根差して企業活動を行っておられる点も魅力的でした」
今後の展開についても語っていただきました。
「東京都内でも交通インフラを担う企業の人手不足は深刻です。解決に向けて東京都教育委員会も動き出しています。今回のように将来の働き手に物流業界について知ってもらう機会を提供し、実績を積み上げていくことが大切だと思います。ゆくゆくは単発の講座という形ではなく、学校のカリキュラムとして組み込まれることを願っています」