ブラジルで日本の“いいもの”を届ける
サンパウロ日本祭り出展で育んだKONOIKEグループの連帯感
(林田)
出展企業の選定は自ら足で稼いで開拓したり、地域振興団体に相談し紹介いただきつつ、日本全国の企業から協力者を募りました。選定基準は「日本の”いいもの”をブラジルに紹介したい」という強い想いに共感いただけるか。想いを一つにするチームが集まったことで、一枚岩で運営することができました。
出展企業が決まると、続いては「ブラジルで受け入れられる商品は何か」を検討しました。日本食はすでにブラジルでも広く浸透しており、もはや「日本食だから売れる」時代ではありません。だからこそ、商品の地域性、素材へのこだわりといった「ストーリー」が重要でした。和歌山の梅酒のように地方に根ざした商品は、当初考えていた通り、現地でも高い関心を集めましたね。
一方で、試食の反応は予想通りにはいかないことも多々ありました。「だし醤油」を肉や魚に付けて試食頂き販促しましたが、実際にはより味の濃い「にんにく醤油」の方が人気を集める場面もありました。
昨年市場調査のためにイベントブースを訪問しましたが、実際に出展し、現地の嗜好に直接触れると予想とは異なることも多く、市場理解の奥深さを実感しました。
(林田)
今回の出展で得られた社内外の人脈は、今後の事業展開にもつながっています。ありがたいことに、今回お世話になった方々から、すでに他国への輸送案件など新たな引き合いもいただいています。コウノイケ・シッピングとして、スポット案件にとどまらず、継続的にお仕事をいただける関係に育てていくことが今後の目標です。また、国際物流だけでなく、モノを調達し販売するまでの商流そのものを構築できたことは、今後の財産になりました。
ブラジルは親日国であり、2百万人を超える日系社会が根付いています。それが今回ブラジルを出展国に選んだ理由でもあります。日本とブラジルの間にある規制や壁を乗り越え、モノの流動性を高めていく。少し大それた展望かもしれませんが、そうした取り組みを通じて、親日国かつ資源国であるブラジルと日本との経済交流の促進に貢献したいですね。