「ジョイア千葉園」を訪問しました ―地域とともに育む、安心の保育環境―
千葉県千葉市中央区・蘇我エリア。千葉駅まで電車で5分、東京駅へも快速で約45分と通勤や生活に便利なこの街に、KONOIKEグループの株式会社ヴィオレッタが運営する保育園「ジョイア千葉園」があります。当園は、もともと社員の子育て支援を目的に開設された事業所内保育施設ですが、現在は地域にも開かれた認可保育園として、0歳から3歳までの子どもたち18名(2025年10月時点)をお預かりしています。
私が今回ジョイア千葉園を訪れたきっかけは、「ハロウィンに合わせて特別なイベントを行う」と聞いたからです。その内容はなんと、トラック乗車体験! 「2歳にも満たない子どもたちがトラックに乗って楽しめるの?」そんな半信半疑の気持ちを抱えながら、私は園へ向かいました。園に到着すると、そこはすっかりハロウィン一色。かぼちゃや黒猫の飾りがあちこちに並び、子どもも先生も仮装でにぎやかに過ごしています。スーパーマン、魔女、鬼……それぞれが思い思いの姿で、笑顔いっぱいの時間を楽しんでいました。
鴻池運輸が保育事業に取り組み始めたのは、2017年のこと。神奈川県横浜市で保育事業を展開していた株式会社ヴィオレッタをグループに迎え入れ、社員の子育て支援を目的とした保育サービスをスタートしました。その後、2018年には保育ニーズの高い千葉県中央区・蘇我エリアに拠点を移し、認可事業所内保育施設「ジョイア千葉園」を開設。現在では、従業員の子どもたちに加え、地域のご家庭からも多くの園児をお預かりしています。
BtoBを中心とする当社にとって、ジョイア千葉園は地域社会と直接接することができる貴重な施設です。大切な子どもたちのために、私たちにできることは何か? ジョイア千葉園では、そんな問いに向き合いながら、これまでさまざまな取り組みに挑戦してきました。たとえば、コロナ禍には空港で働く外国人社員が園を訪れ、子どもたちに英語を教える英会話教室を開催。異文化に触れる貴重な機会となり、子どもたちの好奇心を育む場として好評をいただきました。
そして今年で3回目を迎えるのが、トラック乗車体験イベント。「子どもは車が大好きで、とてもうれしい!」という保護者の声も多く、毎年ハロウィンの時期に開催される恒例行事となりました。
大きなトラックに乗り込んだ園児たちは、目を輝かせながら運転席に座ったり、クラクションの音に驚いたりと、笑顔とちょっぴり涙が入り混じる貴重な体験を楽しんでいます。
ジョイア千葉園は、地域の子育て支援だけでなく、社員の働き方や家庭の在り方にも寄り添う存在です。 実際にお子さまを預けている社員にも話を聞いてみました。
「子育てって本当に大変です。特に二人目が生まれると、同時に面倒を見るのは想像以上に難しい。だから、半日でも預かってもらえるだけで本当に助かります。夫婦の時間もできますしね。」
「一時的にでも保育園に預けられることで、仕事と家庭の両立がしやすくなりました。安心して預けられる環境があることで、仕事に集中できる時間が確保できて、心にも余裕が生まれています。」
保育園の存在が、子育ての負担を軽減するだけでなく、家族の時間や心のゆとりを生み出していることが伝わってきます。
園長先生にもお話を伺いました。
「今年でトラック乗車体験イベントは3年目になりますが、毎年子どもたちの成長を感じることができるんです。初めてイベントに参加した時には怖くて泣いてしまった子どもが、翌年にはかっこよくハンドルを握ってトラックを思う存分楽しんでいました。保護者の方にとっても、昨年からの成長度合いを実感できるイベントとなっています。」
また、企業がこうしたイベントに協力してくれることも、園としては大きな支えになっているそうです。
「私たちだけで企画・運営するのはなかなか難しいのが現状です。鴻池運輸はイベントの安全面を丁寧に考えてくださるので、本当にありがたいです。ステップをしっかり設置してくれたり、椅子にクッションをつけてくれたり。保護者の方が付き添っていても、子どもにけがをさせるわけにはいけませんから、安全への配慮にはとても安心しています。」
“安全第一”を掲げる鴻池運輸の姿勢は、こうしたイベントの場面でもしっかりと息づいています。社員としても、聞いていてうれしくなりました。
最後に、園長先生からこんなリクエストもいただきました。
「トラックだけじゃなくて、フォークリフトや飛行機の見学なんかもできたらうれしいですね!」
地域とともに育む保育のかたち。ジョイア千葉園では、これからも子どもたちの「やってみたい!」を応援していきます。