物流業界の2024年問題の解決へ
トラックと鉄道のシームレスな複合輸送サービス「トレインクロスドックサービス」

　こんにちは。KONOIKEグループです。

　KONOIKEグループは、物流業界の「2024年問題」を背景としたトラックドライバー不足による輸送力の減少に対して、さまざまな取り組みを推進しています。
今回は、トランコム(株)（以下、トランコム）との協業で展開中のトラックと鉄道輸送を組み合わせた独自サービス「トレインクロスドックサービス」について、ご紹介します。

 

　「トレインクロスドックサービス」は、最寄りに貨物ターミナル駅が無く、鉄道での輸送が困難だったエリアの貨物を、トランコムの求貨求車ネットワークを用いてトラックの手配・集荷を行い、日本貨物鉄道(株)東京貨物ターミナル駅構内に立地する東京レールゲートWESTに開設した鴻池運輸(株)（以下、鴻池運輸）のモーダルシフトの拠点の東京レールゲート営業所でコンテナへ積み替えて鉄道輸送する、”トラックと鉄道のシームレスな次世代型輸送サービス”です。

 

　鉄道輸送は、ドライバー不足による輸送力の減少や二酸化炭素（CO2）排出量削減の課題に対し、トラック輸送の代替手段として期待されています。ところが、鉄道輸送へのモーダルシフトを検討したくても、近くに貨物ターミナル駅が無かったり、荷姿が鉄道コンテナに合わなかったりといった理由から、鉄道輸送を導入できない事例が多々あります。このような事例のソリューションとなるのが「トレインクロスドックサービス」です。

 

◆「トレインクロスドックサービス」導入イメージ　
　　関東エリア　→　九州エリア　輸送の場合

　（従来のトラック輸送）
　　　集荷先から納品先まで900km～1,000kmをドライバー1名で輸送

　（従来の鉄道輸送）
　　　これまでは鉄道輸送を利用する条件として、貨物駅の近くに発着地がある事が重要であった。貨物駅から遠い集荷先、納品先になるとその分費用がかかる上に希望するリードタイムを維持するのが難しくなる傾向があるため
　
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　　ターミナル駅から遠いお客さまも鉄道輸送を利用しやすくしたのが「トレインクロスドックサービス」


　（「トレインクロスドックサービス」導入後）
　　　集荷先から東京レールゲート営業所へトラック輸送（トランコムの求貨求車サービスで手配）　→　東京レールゲート営業所で鉄道コンテナに積み替え　→　東京貨物ターミナル駅から鉄道輸送　→　九州の貨物ターミナル駅から最終納品先までトラック輸送（トランコム、鴻池運輸手配）


 

◆「トレインクロスドックサービス」　導入検討事例

（導入検討理由）
　　物流センター間のトラック輸送において、長距離トラックによる輸送継続が困難になることを想定し、物流ネットワークの維持のため、鉄道によるモーダルシフトを検討したい

（鉄道モーダルシフト導入時の課題）
　　①最寄りに貨物ターミナル駅が無い
　　②一番近い貨物ターミナル駅の設備が不十分（大型コンテナの取り扱いが不可）

（「トレインクロスドックサービス」で課題解決提案）
　　東京レールゲート営業所までをトラックで輸送し、東京レールゲート営業所で大型コンテナに積み替え、長距離輸送を鉄道で実施

　物流業界の「2024年問題」を背景とするトラック輸送力減少の対策や、カーボンニュートラルに貢献する「トレインクロスドックサービス」をぜひご活用ください！

ソリューションサイト「トレインクロスドックサービス」
https://www.konoike.net/solution/detail/train-cross-dock.html

（ご参考）KONOIKE 海外便り【鴻池運輸　国際統括本部】　「2024年問題」に対するKONOIKEグループの取り組み
https://note.com/konoike_global/n/n06e76235f743

鴻池運輸(株)　関東・北日本支店
東京レールゲート営業所
〒140-0003
東京都品川区八潮3-3-22 東京レールゲートWEST 6階
https://www.konoike.net/company/network/kanto-kitanihon/

「KONOIKE東京ベイサービス」紹介サイト
https://www.konoike.net/tokyobay_service/

業務概要：物流業界の2024年問題のトラックドライバー不足の解決への取り組みの一環として、2020年3月に開設された営業所。東京貨物ターミナル駅、東京港、羽田空港へのアクセスが良く、陸・海・空のあらゆる輸送モードに対応するKONOIKEグループのモーダルシフト拠点として運営。貨物の輸出入のほか、流通加工にも対応