社長メッセージ

株主の皆さまへ

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

2024年3月期の業績

2024年3月期の経営成績については、空港関連での国際旅客便の復便等での取扱量増加、主に得意先の生産回復や猛暑による飲料需要増加等に伴う増産、大口スポット作業の継続獲得、生産請負作業での単価アップ、エンジニアリング関連での大型案件の受注等の増収要因が、海上・航空貨物の需要減退や運賃市況等のマイナスの影響を上回ったため、売上高は3,150億29百万円(前年同期比1.0%増)となりました。

利益については、燃料価格や電気料金の高止まりはあったものの、収益力の向上に継続して取り組み、適正単価の収受、業務効率化等を進めた結果、営業利益は166億34百万円(同25.6%増)、経常利益は170億34百万円(同19.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は113億49百万円(同36.7%増)となりました。

2024年3月期の取り組み

2025年3月期を最終年度とする中期経営計画の2年目にあたり、2023年4月より取締役会の諮問機関として、新たに請負・ロジスティクス戦略委員会を立ち上げました。 2024年問題をはじめとする足下の全社的な課題解消、付加価値の高いサービス提供、新たなビジネスモデルの開発等、中長期的な請負・ロジスティクス事業の戦略明確化、および、最適な経営資源の投入を通じて、さらなる事業の拡大ならびに収益力の向上を図っています。

また、空港関連においては、国際旅客便の回復や単価改定、領域拡大等により収益改善が大きく進み、2020年3月期以来4期ぶりに黒字に転換しました。引き続きさらなる復便とグランドハンドリング事業の持続的な発展に向け、体制強化や領域拡大に努めてまいります。

おわりに

2024年3月期の期末配当につきましては、既にお知らせしていますとおり1株当たり41.00円(年間65.00円)とさせていただきました。

今後も創出したキャッシュは、財務規律を維持する前提のもと、将来に向けた成長投資に振り向けるとともに、安定配当と収益拡大による増配を目指すことで株主還元の充実を実現してまいります。

今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

代表取締役会長兼社長執行役員 鴻池 忠彦

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