トップインタビュー

代表取締役兼社長執行役員 鴻池 忠彦 Tadahiko Konoike

株主の皆さまへ

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

2021年3月期の業績は、コロナ(COVID-19)の世界的拡大により経済活動が大きく停滞し景況感が急速に悪化したことを受け、売上高2,923億円(前期比5.9%減)、営業利益39億円(前期比58.7%減)となりました。KONOIKEグループでは空港関連において、今後も厳しい状況が続くものと考えております。加えて鉄鋼関連においては、脱炭素が業界の課題と認識されるなど、鉄鋼業界自体が転換期にあり、KONOIKEグループも大きな変化が必要と認識しています。

そのような中で2021年3月期は、中期経営計画「確固たる基盤づくり」の最終年度でしたが、基盤の強化は一定程度進んだものの、一方で営業利益率の低下が続いており、利益率の改善が急務であると認識を新たにしております。そのため、本来であれば、3カ年の新中期経営計画を策定する予定でしたが、先行きが見通せない経済環境の下、利益率の改善に注力すべく、単年度の「2022年3月期方針」を策定しました。「利益率の改善」「効率性の向上」「競争力の強化」「部門を越えた連携」の4項目を重点的に取り組んでまいります。

環境変化への対応が求められる中ではありますが、KONOIKEグループが目指すべき方向は、揺るがないものだと考えており、このような時こそ改めて企業理念に立ち返り、社会とお客さまのニーズを捉え、グループ一丸となって社会課題の解決と付加価値の高いサービスの創出に取り組んでいくことが重要だと考えております。

コロナ収束後に力強い成長を実現するため、この難局を構造改革の好機とし、厳しい環境下であっても業容の拡大と収益性の確保が両立できるよう経営体質を強化してまいります。

おわりに、2021年3月期の期末配当につきましては、すでにお知らせしております通り1株当たり11.00円(年間20.00円)とさせていただきました。前期比で減配となりましたこと、株主の皆さまには大変申し訳ございませんが、一刻も早く業績を回復しその成果を皆さまに還元できるよう、一層の努力を重ねてまいります。

今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。