社長メッセージ
株主の皆さまへ
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
2025年3月期の業績
2025年3月期の経営成績については、国際関連での航空貨物運賃市況の回復および海外現地での取扱量増加、メキシコやカナダでの子会社連結化の効果、空港関連での国際旅客便の復便等の取扱量増加および機材大型化等による収受単価の上昇、エンジニアリング関連での大型工事案件の獲得、食品プロダクツ関連における得意先堅調や新拠点稼働による倉庫・輸送取扱量増加等の増収要因があったため、売上高は3,449億87百万円(前年同期比9.5%増)となりました。
利益については、空港関連での取扱量増加に伴う業績回復に加え、収益力の向上に継続して取り組み、業務効率化、適正単価の収受等を進めた結果、営業利益は213億85百万円(同28.6%増)、経常利益は212億95百万円(同25.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は140億50百万円(同23.8%増)となりました。
中期経営計画2027
2030年ビジョンに掲げる「技術で、人が、高みを目指す」の実現に向け、2026年3月期から2028年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画を開始しました。本計画では、「成長投資と人・技術・ICTへの基盤投資で、従業員の幸せと企業価値の最大化を実現する」という基本方針のもと、「海外事業拡大」「国内事業の成長加速」「事業構造の改革」の3つを事業戦略の柱としています。
海外事業は注力地域である北中米およびインドを中心に、国内事業は既存事業を軸に、M&Aを含めて成長投資を強化してまいります。さらに、処遇改善をはじめとする人的投資の推進や、AIやソフトウェア等の導入による生産性向上を目的とした技術・ICT投資も実施してまいります。
株主還元
2025年3月期の期末配当につきましては、既にお知らせのとおり、1株当たり61.00円(年間96.00円)とさせていただきました。
なお、中期経営計画2027におきましては、継続的かつ安定的な配当を実現し、配当性向40%以上とすることを株主還元の方針としています。また流動性の向上を優先しつつ、事業環境および財務状況に応じ、自己株式の取得も検討してまいります。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。