社長メッセージ
株主の皆さまへ
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
2025年3月期中間期の業績
2025年3月期中間期の経営成績については、国際関連での航空貨物単価の回復および特に北米を中心とした海外現地での取扱量増加、空港関連での国際旅客便の復便等の取扱量増加および単価アップの獲得、得意先堅調や新拠点稼働による倉庫・輸送取扱量増加、大型スポット作業の継続獲得等の増収要因があったため、売上高は1,696億89百万円(前年同期比9.1%増)となりました。
利益については、特に空港関連や国際関連での取扱量増加に伴う黒字転換に加え、鉄鋼関連の環境部門での取扱量増加および燃料費削減取り組みや継続しての業務効率化、適正単価の収受等を進めた結果、営業利益は120億19百万円(同46.9%増)、経常利益は121億16百万円(同39.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は、政策保有株式の処分もあり97億22百万円(同75.7%増)となりました。
今後の見通し
KONOIKEグループは中期経営計画の最終年度を迎え、引き続き「人と技術のシナジーで時代とともに変化する『期待を超える価値』を創造しよう」という基本方針のもと、収益力の向上に取り組むと同時に、2030年ビジョン実現に向けた成長力強化のため、積極的な取り組みを展開しています。2024年7月にはカナダ・メキシコにおけるデザインパッケージ事業に関して、合弁会社の設立と株式を取得いたしました。また、注力地域と位置づけているインドにおいては、2024年6月にインド医療器材滅菌事業会社の株式取得を、同9月にはインド国営の鉄鋼スラグ処理事業会社である「Ferro Scrap Nigam Limited」を完全子会社化することを決議いたしました。今後も大きな需要増と高成長が期待されるインド市場での中長期的な収益基盤の確立を目指し、取り組みを進めてまいります。
おわりに
2025年3月期の通期配当予想につきましては、既にお知らせしていますとおり1株当たり96.00円に修正いたしました。
創出したキャッシュは、財務規律を維持する前提のもと、将来に向けた成長投資に振り向けるとともに、安定配当と収益拡大による増配を目指すことで株主還元の充実を実現してまいります。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。