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若手社員座談会

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K.N.

K.N.

国際物流関西支店 業務部
業務一課 副長
経営学部 経営学科卒
2014年入社

A.K.

A.K.

西日本支店 長岡京営業所
国際ビジネス学科卒
2016年入社

A.H.

A.H.

本社 鉄鋼本部 係長
国際日本学部 国際日本学科卒
2016年入社

K.K.

K.K.

関西支店 姫路営業所 副長
経営学部 経営学科卒
2015年入社

※所属部署及び、その名称は取材当時のものです。

(01)

鴻池運輸で展開する
多種多様な事業、
それでも総合職として
担う役割は変わらない

K.N.K.N.
私が所属する国際物流の部門では、主に輸出入の手続きや海外現地での荷物保管や輸送作業、また国内での輸送作業を担っています。特に力を入れているのは、海外からの荷物を受け入れる倉庫を日本で見つけておいて輸送を含めてお客さまに提案する営業ですね。
K.K.K.K.
国際物流ということは、海外出張も多いんですか?
K.N.K.N.
現地に行くことはそんなにないですね。実際、今までで海外出張は1回だけ(笑)。現地での貨物の輸送は、海外の現地法人や代理店にお願いすることが多いです。
A.H.A.H.
私が所属する本社の鉄鋼本部は、全国各地の鉄鋼事業を統括し、各拠点の業績管理やお客さまの生産動向把握、トラブル対応など全て対応する部署です。私自身は、主に業績管理に関わっていて、鉄鋼メーカーの経営層や本社部門の方と接することが多いです。
A.K.A.K.
A.Hさんとは同期だけど、けっこう大変な仕事をしているとは知りませんでした。大手企業の上層部の方の対応はかなり大変そうです(笑)。私は、飲料メーカーの製造請負と物流をしている営業所で働いていて、今は現場の安全管理や品質管理をしています。最近は、業績検討会で提示するための会議資料の作成にも携わっていますね。
K.N.K.N.
鴻池運輸では総合職で入社すると最初は現場配属だから、多くの方が現場の労務管理や安全管理といったことを経験しますよね。最初は大変だけど、次のステップで任される業績管理や現場改善といった仕事のプラスにもなるから、良い経験が積めると思います。K.Kさんが所属している姫路営業所は、他とは違いますか?
K.K.K.K.
私のいる姫路営業所で輸送しているのは天然ガスなので、かなり特殊性があるかもしれません。ただ、業務としては皆さんと同じ、品質管理や労務管理、業績管理など、営業所に必要な業務をしています。それと姫路営業所では、構内の設備保全業務や請負業務などもしていますので、結構幅広い業務をカバーしています。
所属する部署の主な業務内容は?

(02)

お客さまの扱うものが違うと、
求められる知識・スキルも
異なってくる

K.K.K.K.
LNG(液化天然ガス)輸送は、全国で2拠点しか実施していないので、鴻池運輸の中でもかなり特殊な仕事かもしれません。一番特徴的な部分で言うと、パイプラインが通っていない地域や工場へはLNGローリー車などを使って配送するわけですが、自分たちの仕事に何かトラブルがあれば、地域の人々の暮らしに影響を与えてしまうという大きな責任が伴うことですかね。「大雪や台風などで届けられない」ということがあってはいけないので、天気予報やニュースを確認し事前配送できるよう客先とのコミュニケーションを取り、リスク管理しています。
A.K.A.K.
シビアという点では、食品関連もそうですね。異物混入などは絶対許されないですから、私たち製造請負の現場でもかなり注意を払っています。今の部署ならではの仕事という点では、長岡京営業所は鴻池運輸の中で唯一、営業所レベルでの建設業の許可を取得している拠点になります。営業所内の現場だけでなく、他の工場設備の修理や点検業務の受注もしています。売上の大きな割合を建設が占めているというのは、他にない特徴かもしれません。
K.N.K.N.
私の部署の特徴というと、営業中心の部署なので、外に目を向けて仕事することが多いことでしょうか。例えばKONOIKEグループ内の倉庫を活用していく場合、空き情報など常に情報をアップデートしていかないといけませんから、人脈や情報収集力が重要になってきます。
A.H.A.H.
私も現場を持たない部門なので、少し特殊かもしれませんね。特に本社部門は、社内外のさまざまな人と関わる機会が多くありますし、本部内の各拠点はもちろん、社内の関係部署、経営層、お客さまやグループ会社の人とも連携して仕事をすることもあります。そのため、常日頃から幅広い人と関係性を構築しておく、そして常にアンテナの感度は高くして、情報を集めておくことが必要な仕事ですね。
今の現場ならではだと思う業務は?

(03)

役割は同じでも、
それぞれの現場で、
違う達成感を得られる

A.H.A.H.
私は2019年の秋に今の部署へ異動してきたのですが、その半年後にコロナ禍となりました。その時に鉄鋼業界全体で、消費の低迷を見越した生産の減産対応が行われたのですが、これが本当に大きなインパクトがあって、鴻池運輸としても「今後どうなるのか」と大騒ぎになったのを覚えています。そんな状況で印象に残ったのは、鉄鋼本部の上司や支店長の皆さんの冷静さでした。未曾有の危機でも「こういう方策を取ります。それでダメならこの方策を」と先を見据えて複数の案を次々と用意されていて、本当にすごいと思いましたし、「鴻池運輸って強いな」と感動しましたね。
K.N.K.N.
コロナ禍の時は、国際物流部門でもかなりの混乱がありましたよ。あの時は、海上輸送が止まったり、コンテナ不足などの要因で海上輸送運賃も大幅に値上がりして……。私たち営業としても値上げの説明や荷物を積める船が無いことをお伝えして、お客さまには謝ってばかりでしたね。それも印象深いことの一つですが、私が一番覚えているのは、先輩と一緒に大型の保管・輸送案件を受注したことです。私と同じ港湾倉庫出身の方で、その方と二人三脚で倉庫のノウハウやフォワーディングの知識を活かし、お互いの人脈を駆使することで案件獲得に至ったのは、とても充実感がありました。総額で5億円近い規模の案件で、私のキャリアの中で一番大きな額だったこともあり、感動は大きかったです。
K.K.K.K.
私が一番印象に残っているのは、昨年、LNGを姫路から瀬戸内海の離島まで運ぶ仕事を鴻池運輸で初めて実施したことですね。この計画には4年前から参加していて、何度も現地に足を運んで実際の車で試走したり、フェリーに車を乗せる試験や、潮の満ち引きによって車両運搬にリスクがないかなども検証しました。初回のLNG納入を成功させた時の達成感は大きかったですね。
A.K.A.K.
私の思い出深い仕事は今の営業所に着任したばかりの頃、安全品質活動発表会で発表する資料を現場スタッフと一緒に作成したことです。私が着任する前から現場で取り組まれていた古い設備の能力向上についてまとめた資料だったのですが、見事に支店の選考を通過し、食品本部の選考もクリア。最後は本社での発表まですすむことができ、現場の皆さんの熱い思いも伝えることができたのは良かったと思っています。
今の現場での印象的なエピソードは?

(04)

自分の理想・想像とは
違っていても、
その現場での経験は
必ず成長の糧になる

K.N.K.N.
私は港湾倉庫の現場から今のフォワーディングの営業になったのですが、異動を命じられた時は、「ずっと現場にいたかった」というのが正直な気持ちでした。というのも港湾倉庫での営業は、既存のお客さまが中心ですが、フォワーディングの営業は新規が多かったですから、自信がなかったというのも本音です。でも、今の部署で営業を続けるうちに港湾倉庫の知識も活かせると分かって、今では逆にこちらの仕事の方が向いているなと思っています。
K.K.K.K.
ターニングポイントになった感じですか?
K.N.K.N.
そうですね。やっぱり環境が変わると、その分新しいことを学べるので成長しているなと実感できますから。K.Kさんもいろいろと面白い部門を経験してますよね?
K.K.K.K.
確かにそうかもしれません。私は、最初A.Hさんと同じ鉄鋼部門の現場で働いて、その次が東日本大震災の復興事業の現場でした。知らない土地で不安もありましたし、仙台には所長がいたのですが、福島の事業所は私一人で、とにかく何かあれば自分で解決しなければならないという緊張感はありました。でも、一緒に働いてくれる協力会社の皆さんと仲良くなって、協力してくれる人が増えていったのは良い経験だったと今は思います。「作業を仕切ってくれる鴻池運輸さんがきてくれて助かった」と言ってもらえたのは、本当に嬉しかったですね。
A.K.A.K.
私は、同じ食品部門での異動だったのですが、現場ごとに得るもの、感じるものは違うと思っています。今の現場は、操業から50年以上の歴史があるので、ある程度業務の流れなども決まっていますが、1回目の異動先は、立ち上がってまだ半年という現場でした。組織図づくりからはじめて、必要な書類も整備しなければならないなど、ほぼ立ち上げに近い経験ができました。最初の3年間で培った、労働法の知識や組織運営の知識は今でもすごく役に立っています。
A.H.A.H.
鴻池運輸では、数年おきにいろいろな職場に行くことが多いですが、そこで培った知識や経験は次の職場でも活かせることが多いですよね。私の場合は鉄鋼の現場で3年半、そして今の本社部門で5年が経ちますが、新人時代を思い出すと、1年目から裁量権を与えられて、責任のある仕事、管理する仕事を任せてもらえたことは、貴重だったと改めて感じます。本社に来てからも、現場を知っているから、支店や営業所の皆さんの気持ちも理解しながら対応ができる、リスペクトの気持ちを持って接することができるというメリットも感じています。
K.N.K.N.
それぞれ歩んできた現場は違っても、皆さんが感じていることが似ているというのは、面白いなと思います。「鴻池運輸らしさ」のようなものが、確実にあるのだと実感できました!
ジョブローテーションで苦労したこと、逆に得られたものは?