思い出深いエピソード
新人時代は、ひたすら失敗を繰り返していました。そのたびに上司や先輩から手厚いフォローやアドバイスをいただき、同じ失敗を繰り返さないことを意識しながら、日々学ぶこと、仕事を覚えることを大事にしていました。
また、この頃に上司から教わった「まず現場に行くこと」は、今でも私の根幹にある働き方であり、日々現場に行きながら多くの人と関わるようにしています。
Profile
関西支店 業務第五部 部長
商学部 商学科卒
2003年入社
※所属部署及び、その名称は取材当時のものです。
入社当時の初期配属
1st YEAR
100年以上の歴史がある製鉄所での請負業務の管理を担当。大手鉄鋼メーカーの構内において、鉄道車両部品や自動車エンジンの部品製造を担う現場スタッフの労務管理をはじめ、現場の安全管理、業績管理業務などに従事しました。入社1年目は、上司や先輩、現場の専門職社員の皆さんの仕事を見て、覚えることからスタート。
新人時代は、ひたすら失敗を繰り返していました。そのたびに上司や先輩から手厚いフォローやアドバイスをいただき、同じ失敗を繰り返さないことを意識しながら、日々学ぶこと、仕事を覚えることを大事にしていました。
また、この頃に上司から教わった「まず現場に行くこと」は、今でも私の根幹にある働き方であり、日々現場に行きながら多くの人と関わるようにしています。
思い描いていた次のキャリア
1回目のキャリアチェンジ
9th YEAR
チタンを製造しているメーカーを顧客とする営業所に異動となり、チタン素材の製造請負業務と構内物流業務の各種管理を担当しました。係長のポジションで200人近い現場スタッフの労務管理をはじめ、営業所の業績管理、お客さまとの価格交渉など、責任ある仕事にも注力。お客さまの新工場建設に合わせて、新規案件の受注に向けた拡販活動にも取り組みました。
配属となった当時の尼崎南営業所は、既存の業務が減少し、業績が低迷していた状態。そんな中、別の場所にお客さまが新工場を建設することとなり、私は新工場の建設現場となる現地に張り付く形で、工事関連や資材搬入などの新規業務を受注するべく、拡販活動に取り組みました。
地道な営業が功を奏して、無事に受注を実現。既存業務の減少をカバーでき、営業所の業績確保に貢献できました。役職としては係長となっていましたが、新人時代からの「現場に行く」というブレないマインドが活きたのだと思います。
1回目のキャリアチェンジを経て
思い描いていた次のキャリア
2回目のキャリアチェンジ
11th YEAR
引き続き、チタン素材の製造請負業務と構内物流業務の各種管理を担当。この頃は副長へ昇進しており、業績管理や運営管理などで全体を俯瞰しながら、営業所をより良い方向にリードしていく仕事、また部下の育成などにも力を入れて取り組みました。
お客さまの業績不振、生産量減少を受けて、「鴻池運輸が請け負っている生産工程業務を、自社対応に戻してほしい」との打診を受けました。長らく請け負っていた業務で、無くなることは想像していなかった中で、当時200名近くいた現場スタッフを半減させないといけないかもしれないという危機的状況です。
そんなことになってはいけないと、私は主要な生産業務を確保することに力を注ぐ一方で、現場スタッフの新たな働き先確保やパートナー企業への対応に奔走。非常に苦しい状況ではありましたが、鴻池運輸の他部署の協力もあって、結果的に現場スタッフを減らすことなく無事受け入れ先を確保することができました。
2回目のキャリアチェンジを経て
思い描いていた次のキャリア
3回目のキャリアチェンジ
15th YEAR
本社に新しく設立された部門の担当課長として、新規事業と新技術の創出に取り組みました。それまで多種多彩な現場で培ってきた知識やマネジメントスキルを活かして、新たなメンバーとともに新規事業を生み出すための市場調査や企画業務、DX化などを進める新技術開発部門と連携して、業務効率化につながるプロジェクトにも携わりました。
長年現場で働いてきたこと、多くの課題解決を担ってきたことから、本社に設置された新事業開発部へ。本社勤務、新事業創造という初めての仕事には戸惑いもありましたが、ここでの1年間は新たな知識を得られただけでなく、スタートアップ企業やあらゆる業界の方と接する機会が多くあり、私にとっては非常に貴重で有意義な時間だったと思います。この職場での経験を通して、改めて学び続けることの大切さ、何事も体験することの重要性に気付かされました。
3回目のキャリアチェンジを経て
思い描く次のキャリア
入社してから20年近く、いろいろな現場・仕事を経験してきましたが、「将来は○○がしたい」や「上のキャリアを目指したい」ということをあまり意識してきませんでした。だからこそ、異動となっても抵抗がなく、むしろ与えられたその場所、仕事に全力で打ち込んでこられたと思っています。
また、頑張ってこられた理由の源は、「一緒に働く人たちのためになりたい」という想いです。鴻池運輸では、入社した時からずっと多くの人に助けられてきました。その人たちのために今後も私ができることを全力でやっていく、そして誰かのためになる仕事をしていきたいと思います。