コンテナ輸入の流れは?基本的な仕組み・費用・メリット
国際物流
日本にはさまざまな形状の貨物が輸入されていますが、海上コンテナも貨物形態に合わせて選択されています。ここでは、輸入コンテナの種類について解説します。
たとえば、温度管理が可能なコンテナは「リーファーコンテナ」と呼ばれ、生鮮食品や冷凍食品向けに利用されます。
他にも、背の高い貨物に対応可能な「オープントップコンテナ」や、横幅の広い貨物に対応可能な「フラットラックコンテナ」、液体や気体を運ぶのに最適な「タンクコンテナ」などもあります。
一般的な海上コンテナ
一般的にイメージされる箱型の海上コンテナは「ドライコンテナ」と呼ばれます。温度管理が不要で、一般的な荷姿の貨物(日用雑貨や家電製品など)に利用されます。特殊な海上コンテナ
ドライコンテナと異なり、特別な貨物の取り扱いが可能な海上コンテナも存在します。たとえば、温度管理が可能なコンテナは「リーファーコンテナ」と呼ばれ、生鮮食品や冷凍食品向けに利用されます。
他にも、背の高い貨物に対応可能な「オープントップコンテナ」や、横幅の広い貨物に対応可能な「フラットラックコンテナ」、液体や気体を運ぶのに最適な「タンクコンテナ」などもあります。
海上コンテナ輸送における関係者
海上コンテナを利用した輸入を行う場合、さまざまな立場の関係者が登場します。ここでは、海上コンテナ輸送の関係者について解説します。
各国の船社の間では競争が激しく、航空会社と同様に複数社がアライアンスを組んで運航の合理化を図っています。
海外では大規模な港湾運営会社が複数国でCYオペレーターとして活動している事例がありますが、日本では各地の小規模な港湾運送事業者がCYを運営する傾向にあります。
一方、通関業者とは荷主の貨物について税関に対する輸出入申告を行い、輸出許可や輸入許可を得る業者です。一般的にフォワーダーが通関業者を兼務しており、荷主の国際輸送の一連の業務を一貫して代行するというパターンが多く見られます。
日本では税関は9つの管轄区域に分かれており、各地の港湾で輸出入される貨物について管轄の税関が輸出入の許可を行うのが原則です。
- 船社
- CY
- フォワーダー/通関業者
- 税関
船社
船社とは、国際輸送において海上コンテナを船舶で輸送する業者を指します。貨物を引き受けた際はB/L(船荷証券)を発行し、海上コンテナ専用の貨物船であるコンテナ船を利用して複数国の港湾の間の輸送を行います。各国の船社の間では競争が激しく、航空会社と同様に複数社がアライアンスを組んで運航の合理化を図っています。
CY
CY(コンテナヤード)とは、海上コンテナ船の荷役および海上コンテナ貨物の保管を行う場所です。CYは保税地域であり、輸出許可を取得して内貨から外貨に切り替えた貨物や輸入許可を取得する前の外貨などを保管することができます。海外では大規模な港湾運営会社が複数国でCYオペレーターとして活動している事例がありますが、日本では各地の小規模な港湾運送事業者がCYを運営する傾向にあります。
フォワーダー/通関業者
フォワーダーとは、輸出入者(荷主)の貿易実務を代行する業者のことです。自ら輸送手段を持たないものの、輸送手段を確保して輸送手配を行うことや、国際輸送に必要な書類を作成するなどの役割を果たします。一方、通関業者とは荷主の貨物について税関に対する輸出入申告を行い、輸出許可や輸入許可を得る業者です。一般的にフォワーダーが通関業者を兼務しており、荷主の国際輸送の一連の業務を一貫して代行するというパターンが多く見られます。
税関
税関とは、財務省が所管する行政機関であり、「関税の徴収」と「貿易の安全・円滑化」を活動目的としています。主要な活動としては通関業者の行う輸出入申告の審査が挙げられ、必要に応じて貨物の検査を実施します。日本では税関は9つの管轄区域に分かれており、各地の港湾で輸出入される貨物について管轄の税関が輸出入の許可を行うのが原則です。
コンテナ輸入のメリット
昨今の国際物流は、海上コンテナによる輸入が主流となっています。ここでは、海上コンテナを利用する場合のメリットについて解説します。
スチールやアルミニウムで作られる海上コンテナは堅牢であるという特徴があります。また、密閉性が高く、雨風や高温などの過酷な環境に貨物がさらされることを防ぐ役割があります。
- コストの抑制
- ダメージの抑制
- 大量輸送に有利
- さまざまな形態の貨物に対応可能
コストの抑制
まず、国際物流に関わるコストを抑制できる点が挙げられます。海上コンテナの荷役は規格化・機械化が進んでおり、作業人員と作業時間を大きく抑えられることから、人件費を中心とする荷役コストの大幅な低下に貢献しています。ダメージの抑制
次に、ダメージを抑制できる点も挙げられます。スチールやアルミニウムで作られる海上コンテナは堅牢であるという特徴があります。また、密閉性が高く、雨風や高温などの過酷な環境に貨物がさらされることを防ぐ役割があります。
大量輸送に有利
昨今のコンテナ船は大規模化の傾向にあり、一度の輸送で大量のコンテナが動きます。貨物を大量に輸送することで効率的な物流が可能になり、さらなるコスト抑制にもつながっています。さまざまな形態の貨物に対応可能
前述のように、コンテナには多種多様なタイプが用意されており、貨物形態に応じて適切なコンテナを選ぶことができます。常温の貨物だけではなく、冷蔵・冷凍品や危険品、液体や特殊な形状の貨物などにも対応することができます。コンテナ輸入の流れ
海上コンテナを輸入する際のプロセスはどのようなものでしょうか?ここでは、コンテナ輸入の流れについて解説します。
それに対して輸入者は船社に対してA/N(貨物到着通知書)に記載の諸経費の支払いとB/L(船荷証券)の提出を行い、D/O(貨物の引き渡し指示書)を受け取ります。続いてそのD/O(貨物の引き渡し指示書)をCY(コンテナヤード)に差し入れ、輸入コンテナの引き取りを予約します。
- 輸入コンテナ搬出手続き
- 輸入通関
- ドレージ
- デバンニング
輸入コンテナ搬出手続き
コンテナ船の入港の予定が近づくと、船社からA/N(貨物到着通知書)がB/L(船荷証券)に記載された輸入者に送られます。それに対して輸入者は船社に対してA/N(貨物到着通知書)に記載の諸経費の支払いとB/L(船荷証券)の提出を行い、D/O(貨物の引き渡し指示書)を受け取ります。続いてそのD/O(貨物の引き渡し指示書)をCY(コンテナヤード)に差し入れ、輸入コンテナの引き取りを予約します。
輸入通関
輸入者は、輸入コンテナの搬出手続きと並行してフォワーダー/通関業者に輸入通関を依頼します。フォワーダー/通関業者は輸入者から提供を受けた貿易書類を元に税関に対して輸入申告を行い、輸入許可を取得します。ドレージ(ドレー)
D/O(貨物の引き渡し指示書)の差し入れと輸入許可を確認したCYは、輸入コンテナの搬出を許可します。CYの許可を受けて、フォワーダー/通関業者は指定の倉庫までドレージ(海上コンテナの輸送)を行います。デバンニング
倉庫に到着した海上コンテナはデバンニング(海上コンテナから貨物の荷卸しをすること)され、貨物が搬入されます。貨物を取り出して空になった海上コンテナは船社が運営するバンプール(空コンテナ置き場)に返却されます。海上コンテナの輸入にかかる費用の構成
海上コンテナで貨物を輸入する際には、どのような費用が発生するのでしょうか?ここでは、日本に貨物を輸入する場合の費用の全体像について説明します。
コンテナ船の入港が近くなると、船社はA/N(貨物到着通知書)を発行し、輸入業者にB/L(船荷証券)の提示を要請します。輸入者はB/L(船荷証券)を提示すると同時にA/N(貨物到着通知書)に記載のD/O FEEやTHC(ターミナル・ハンドリング・チャージ)などの諸経費を船社に支払います。また、海上コンテナの保管期間が長引いた場合はデマレージを支払う必要があります。
続いて、輸入者は船社への支払いと併せてフォワーダー/通関業者に輸入通関を依頼し、必要に応じて税関に対して関税を支払います。当局の指示に応じて輸入検査が行われる場合は別途検査費用を支払うことが求められます。
輸入通関や関税・消費税の支払いが終わると、CYから搬出されたコンテナは輸入者の指定場所に運ばれ、デバンニングが行われます。当該輸入貨物は保管されたのちに国内で使用されるため、入出庫料や保管料なども発生します。
デバンニングの完了した空のコンテナは船社が指定するバンプールに回送されますが、返却が遅くなったり内部の清掃が不十分である場合、特別料金が請求されることがあります。
海上コンテナの輸入にかかる費用の概要
外国から日本に貨物を輸入する場合、輸入通関に係る費用が発生します。また、輸入貨物によっては関税・消費税の支払いが必要になります。これらに加え、輸入後の輸送・荷役に係る費用も発生します。海上コンテナの輸入にかかる費用の詳細
ここでは、輸入国(日本)において生じる費用の詳細について解説します。コンテナ船の入港が近くなると、船社はA/N(貨物到着通知書)を発行し、輸入業者にB/L(船荷証券)の提示を要請します。輸入者はB/L(船荷証券)を提示すると同時にA/N(貨物到着通知書)に記載のD/O FEEやTHC(ターミナル・ハンドリング・チャージ)などの諸経費を船社に支払います。また、海上コンテナの保管期間が長引いた場合はデマレージを支払う必要があります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| D/O FEE | B/L(船荷証券)提示後に発行されるD/Oに係る費用 |
| THC | CYにおけるコンテナ取扱費用 |
| デマレージ | CYにおけるコンテナの超過保管料(長期蔵置の場合) |
続いて、輸入者は船社への支払いと併せてフォワーダー/通関業者に輸入通関を依頼し、必要に応じて税関に対して関税を支払います。当局の指示に応じて輸入検査が行われる場合は別途検査費用を支払うことが求められます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 輸入通関料 | 税関への輸入申告手続きに係る費用 |
| 輸入取扱料 | 船積1件あたりの手数料 |
| 輸入検査料 | 税関が検査を指示若しくは自発的に検査を行う際に発生する検査作業料 |
| 関税 | 関税制度により決められた税金 |
| 消費税 | 消費税制度により決められた税金 |
輸入通関や関税・消費税の支払いが終わると、CYから搬出されたコンテナは輸入者の指定場所に運ばれ、デバンニングが行われます。当該輸入貨物は保管されたのちに国内で使用されるため、入出庫料や保管料なども発生します。
デバンニングの完了した空のコンテナは船社が指定するバンプールに回送されますが、返却が遅くなったり内部の清掃が不十分である場合、特別料金が請求されることがあります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ドレージ料 | 実入りのコンテナを搬出し、空コンテナを輸送する費用 |
| デバンニング料 | 輸入貨物をコンテナから荷降ろしする作業に係る費用 |
| 入出庫料 | 輸入貨物の入出庫作業に係る費用 |
| 保管料 | 輸入貨物の保管作業に係る費用 |
| Cleaning Charge | 船社の清掃基準を満たしていない返却コンテナの清掃費用 |
| ディテンション | コンテナの返却延滞料(長期利用の場合) |
コンテナ輸入プロセスに関連する専門用語
輸入プロセスにおいて、輸入書類の取り扱いや輸入申告、そし海上コンテナ輸送の引き取りなどを行う際に、普段聞き慣れない用語を使う場合があります。ここでは、輸入プロセスに関連する専門用語を解説します。
船社は貨物の積み地でB/Lを発行し、輸出者に交付します。その後、貨物代金の支払いを経てB/Lが輸入者に渡り、輸入者は卸し地でB/Lを船社に提示することで貨物の引き取りが可能になります。
なお、輸出入者間で信頼関係が築かれているような場合、輸出業者が積み地で船社にB/Lを返却して輸入者の便宜を図ることがあります。
この場合のB/Lを「Surrendered B/L」(“Surrender”は返却を意味し、日本語では「元地回収B/L」と呼ばれています)と呼び、オリジナルのB/Lを船会社に返却した時点で効力を失わせ、回収済みという前提で貨物を引き渡すことができるという特徴があります。
この仕組みは国際条約(「ハンブルグ規則」や「ヘーグルール」など)に明確な規定がなく、国際貿易における実務慣行となっています。一部の大手船会社や銀行はリスク管理上の観点からSurrendered B/Lの利用ではなく、次に記すSea Waybill(海上運送状)の利用を推奨しています。
もっとも、実務上でのSurrended B/Lはアジア域内輸送を中心に広く利用されている一方、L/C取引や高額貨物など法的な明確性を重視する場面では避けられる傾向にあります。
他にもB/Lと同じく貨物の受領証や運送契約書ではあるものの、有価証券としての特徴を無くした「Sea Waybill」(海上運送状)もB/Lの一種として捉えられています。輸入者はSea Waybillを提示することで貨物のスムーズな引き取りが可能になります。
輸入申告の際に提出する書類であり、記載内容を輸入申告書に反映させます。
I/Vと同様に輸入申告の際に提出する書類であり、記載内容を輸入申告書に反映させます。
税関にも接続されているため、輸入者はNACCSを通じた輸入申告や関税の納付を行うことができます。
HSコードはすべての貿易対象品目を6桁で表現し、7桁目以降は各国が独自に設定できます。日本では7〜9桁目は輸出入統計細分とされ、10桁目はNACCS用の番号が割り当てられています。
「A/N」とは、貨物の到着案内のことを指し、船名や入港予定日時、海上コンテナの引き取り費用などが記載されており、船社が発行して輸入者に交付します。日本語では「貨物到着通知書」や「貨物到着案内」とも呼ばれます。
輸入者(もしくはフォワーダー)は船社にB/Lを提示するとともに、A/Nに基づいて引き取り費用を船社に支払うことが求められます。
CYは貨物の輸入許可の取得とD/Oの提出が確認できた後に海上コンテナの搬出を許可します。
なお、Incoterms(貿易条件)についてはこちらで詳しく解説しています。
さまざまな関係者の特徴や聞き慣れない略称を多用する専門用語を把握するには時間がかかりますが、一通り理解することで海上コンテナで貨物を輸入する際の費用を正確に把握することができます。
この記事を参考に、海上コンテナによる輸入プロセスや費用に関心を寄せていただけると幸いです。
当社鴻池運輸には、1980年代からの海外展開で蓄積された豊富なノウハウと世界に広がるグローバルネットワークがあり、お客様の国際物流を支えることができます。北中米、中国、アセアン、インドを中心にフォワーディングをはじめ、ロジスティクス、コントラクト、エンジニアリング、パッケージング、トレーディングなど様々な事業を展開。
国際貿易業務に限らず、海外展開でのお困りごとがあれば、お気軽に当社までお問い合わせください。詳しくは、こちらの「国際物流」のページをご参照ください。
輸入書類に関連する専門用語
貨物を輸入する際は、B/Lをはじめとする輸入書類を事前に準備する必要があります。以下では代表的な輸入書類について説明します。B/L(Bill of Lading)
「B/L」とは貨物の受領証や運送契約書といった意味を持ち、また所有権を証明する有価証券でもあります。日本語では「船荷証券」とも呼ばれています。船社は貨物の積み地でB/Lを発行し、輸出者に交付します。その後、貨物代金の支払いを経てB/Lが輸入者に渡り、輸入者は卸し地でB/Lを船社に提示することで貨物の引き取りが可能になります。
なお、輸出入者間で信頼関係が築かれているような場合、輸出業者が積み地で船社にB/Lを返却して輸入者の便宜を図ることがあります。
この場合のB/Lを「Surrendered B/L」(“Surrender”は返却を意味し、日本語では「元地回収B/L」と呼ばれています)と呼び、オリジナルのB/Lを船会社に返却した時点で効力を失わせ、回収済みという前提で貨物を引き渡すことができるという特徴があります。
この仕組みは国際条約(「ハンブルグ規則」や「ヘーグルール」など)に明確な規定がなく、国際貿易における実務慣行となっています。一部の大手船会社や銀行はリスク管理上の観点からSurrendered B/Lの利用ではなく、次に記すSea Waybill(海上運送状)の利用を推奨しています。
もっとも、実務上でのSurrended B/Lはアジア域内輸送を中心に広く利用されている一方、L/C取引や高額貨物など法的な明確性を重視する場面では避けられる傾向にあります。
他にもB/Lと同じく貨物の受領証や運送契約書ではあるものの、有価証券としての特徴を無くした「Sea Waybill」(海上運送状)もB/Lの一種として捉えられています。輸入者はSea Waybillを提示することで貨物のスムーズな引き取りが可能になります。
I/V(Invoice)
「I/V」とは、貨物の請求書のことを指し、品名・数量・取引条件・単価などが記載されており、輸出者が発行して輸入者に交付するものです。日本語では「送り状」とも呼ばれます。輸入申告の際に提出する書類であり、記載内容を輸入申告書に反映させます。
P/L(Packing List)
「P/L」とは、貨物の梱包明細書のことを指し、重量や梱包形態などが記載されています。I/Vと同様に輸出業者が発行し、輸入業者に交付します。日本語では「貨物明細」とも呼ばれています。I/Vと同様に輸入申告の際に提出する書類であり、記載内容を輸入申告書に反映させます。
輸入申告に関連する用語
輸入書類が入手できたら、それらの情報に基づいて輸入申告を行います。ここでは、輸入申告を行う際に登場する専門用語について説明します。NACCS
「NACCS」とは、輸出入・港湾関連情報処理システムのことを指します。輸出入通関や関税の納付などの効率的な処理を目的に構築された貿易関係者間をつなぐ情報通信システムです。税関にも接続されているため、輸入者はNACCSを通じた輸入申告や関税の納付を行うことができます。
HSコード
「HSコード」とは、商品名称や分類方法について定められた国際条約(HS条約)に基づいて決められたコード番号を指し、輸入申告を行う際は輸入貨物に対してこのHSコードを特定します。日本語では「関税番号」とも呼ばれています。HSコードはすべての貿易対象品目を6桁で表現し、7桁目以降は各国が独自に設定できます。日本では7〜9桁目は輸出入統計細分とされ、10桁目はNACCS用の番号が割り当てられています。
海上コンテナの引き取りに関連する専門用語
海上コンテナをCYから引き取る際も特有の手続きが必要になります。ここでは、その際に必要な手続きを行う際に使われる専門用語について解説します。
A/N(Arrival Notice)
「A/N」とは、貨物の到着案内のことを指し、船名や入港予定日時、海上コンテナの引き取り費用などが記載されており、船社が発行して輸入者に交付します。日本語では「貨物到着通知書」や「貨物到着案内」とも呼ばれます。輸入者(もしくはフォワーダー)は船社にB/Lを提示するとともに、A/Nに基づいて引き取り費用を船社に支払うことが求められます。
D/O(Delivery Order)
「D/O」とは、貨物の引き渡し指示書のことを指します。船社が発行したものを輸入者(もしくはフォワーダー)が受け取り、輸入許可書と一緒にCYに提出します。日本語では「荷渡し指図書」とも呼ばれています。CYは貨物の輸入許可の取得とD/Oの提出が確認できた後に海上コンテナの搬出を許可します。
なお、Incoterms(貿易条件)についてはこちらで詳しく解説しています。
まとめ
海上コンテナ輸送の関係者や、海上コンテナで輸入する際の費用の構成、そして輸入プロセスにおける専門用語などについて解説しました。さまざまな関係者の特徴や聞き慣れない略称を多用する専門用語を把握するには時間がかかりますが、一通り理解することで海上コンテナで貨物を輸入する際の費用を正確に把握することができます。
この記事を参考に、海上コンテナによる輸入プロセスや費用に関心を寄せていただけると幸いです。
当社鴻池運輸には、1980年代からの海外展開で蓄積された豊富なノウハウと世界に広がるグローバルネットワークがあり、お客様の国際物流を支えることができます。北中米、中国、アセアン、インドを中心にフォワーディングをはじめ、ロジスティクス、コントラクト、エンジニアリング、パッケージング、トレーディングなど様々な事業を展開。
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