流通加工とは?アウトソーシングのメリット・デメリットを解説
国際物流
物流という言葉をイメージした際には、「輸配送」や「保管」が思い浮かぶことが多いかもしれませんが、「流通加工」も重要な機能と言えます。流通加工とは、流通プロセスの中で行う加工作業全般を指し、例えば輸入品に日本語ラベルを貼付することなどが該当します。
この流通加工にはさまざまな種類のものがあり、商品の特性や顧客の要望に合わせて適切な作業を選択する必要があります。また、流通加工をより効果的に行うためには「アウトソーシング」も一つの手段となりますが、その実施にあたってはメリット・デメリットを理解しておくことが重要です。
今回は、流通加工の役割・主な作業内容、そしてアウトソーシングのメリット・デメリットについて解説します。
この流通加工にはさまざまな種類のものがあり、商品の特性や顧客の要望に合わせて適切な作業を選択する必要があります。また、流通加工をより効果的に行うためには「アウトソーシング」も一つの手段となりますが、その実施にあたってはメリット・デメリットを理解しておくことが重要です。
今回は、流通加工の役割・主な作業内容、そしてアウトソーシングのメリット・デメリットについて解説します。
流通加工の役割
流通加工には様々な役割があり、自社の事業内容によっては流通加工のイメージが大きく異なることがあります。ここでは、流通加工の概要およびその目的について整理します。
また、物流センターを運営する物流企業にとってもサービスの差別化や荷主とのパートナーシップの強化などが見込まれるため、積極的に取り組む姿勢が見られます。こうして今では流通加工は物流の重要機能の1つとして考えられています。
したがって、流通加工プロセスにおいて商品の検品を行うことは品質の維持につながると言えます。常に品質の高い商品を出荷することができれば顧客の信頼性を高められ、売上の安定化を図ることもできます。
このように、流通加工は付加価値を向上させることができると言えます。商品がより魅力的になれば競合商品との差別化が図れ、高単価での販売も可能になるでしょう。
流通加工で事前にこのような作業を行うことで顧客の利便性を向上させることができます。顧客の支持を得ることにより、自社との取引関係が強化されることが期待できます。
流通加工の概要
流通加工は出荷作業の1つとして位置づけられ、物流センターなどで商品に対して検品やラベリング、ラッピングなどの加工が行われます。一般的に、商品は工場などで生産されますが、企業によってはより消費者に近いプロセスで柔軟に商品を加工するほうが良いという戦略的な判断を行う場合があり、その際は物流プロセスにおいて流通加工が選択されます。また、物流センターを運営する物流企業にとってもサービスの差別化や荷主とのパートナーシップの強化などが見込まれるため、積極的に取り組む姿勢が見られます。こうして今では流通加工は物流の重要機能の1つとして考えられています。
流通加工の目的
流通加工にはどのような目的があるのでしょうか?ここでは、「品質の維持」「付加価値の向上」「顧客の利便性向上」の3つの観点から解説します。品質の維持
工場などで生産した商品の中には不良品が混じっていることがありますが、顧客に出荷前に検品することで低品質な商品が顧客に届くことを防ぐことができます。特に、出荷作業を完了する前に不良品を除外することができれば、品質の維持への貢献度は大きいと言えます。したがって、流通加工プロセスにおいて商品の検品を行うことは品質の維持につながると言えます。常に品質の高い商品を出荷することができれば顧客の信頼性を高められ、売上の安定化を図ることもできます。
付加価値の向上
商品を販売する際、きれいなラッピングや同時購入が期待できる商品の詰め合わせを行うことで、顧客はその商品に付加価値を見出す可能性があります。流通加工では、ラッピングなどの作業を通じて商品の状態を変えることができます。このように、流通加工は付加価値を向上させることができると言えます。商品がより魅力的になれば競合商品との差別化が図れ、高単価での販売も可能になるでしょう。
顧客の利便性向上
商品を売り場に投入する前に値札が付けられていると、小売業にとっては自らの作業負荷が軽減されます。また、消費者にとっても、購入する商品が先に希望する分量に小分けされていれば大変喜ばしく感じます。流通加工で事前にこのような作業を行うことで顧客の利便性を向上させることができます。顧客の支持を得ることにより、自社との取引関係が強化されることが期待できます。
主な作業内容
それでは、流通加工にはどのような作業があるのでしょうか?ここでは、流通加工における主な作業内容について解説します。
また、アパレル企業の場合、工場で生産した商品にミシンの針が混入していないか確認する作業(「検針」)を行います。針の混入は消費者の身体を傷つけてしまうため、出荷前のチェックが重要です。
「補修作業」とは、検品・検針で良品と不良品を仕分けた後、不良品を良品に戻す作業を指します。不良品を補修することで不良品在庫を減らし、商品価値を復活させることができます。
具体的な作業としては、糸ボソ処理(ほつれ糸の補修)、プレス、ミシンでの補修等があります。作業終了後に改めて検針を行い、不良品から良品に戻ったことを確認します。
「ラベリング」とは、輸入商品の日本語訳表示や法定表示を記載したラベルを貼り付けることです。日本の消費者にとっては、外国語で記載された使用方法や成分表示などを日本語に訳したラベルがあることで安心して購入することができます。
また、食品や化粧品などの場合、法規制によって表示内容が定められているものがあり、日本の市場で販売するためには法定表示に沿った内容で構成されたラベルを貼りつける必要があります。他にも、日本市場用のバーコードを貼り付けることもラベリングに含まれます。
なお、鴻池運輸では国内向けの流通加工だけではなく、海外向けのラベル貼り等にも取り組んでおります。輸出入に関連したラベリング作業をご希望の場合は鴻池運輸にお任せください。
「値札・タグ付け」とは、商品を小売店舗に納入する際に事前に値札を付けたり、商品に販促用のPOPなどを付けたりすることです。
こういった値札・タグ付けを物流センターで行うことにより、小売り現場は販売業務に集中することができます。また、このような加工を日常的に行っている物流センターは作業に適した施設や人的リソースを持っており、値札・タグ付け作業の効率化を図ることができます。
「組み立て」とは、パソコンや家電製品などの部品を組み立てることです。Dell(パソコン)のビジネスモデルが有名ですが、対象は電子機器に限定されず、精密機器や自動車部品の他、小売店舗における陳列什器や家具なども含まれます。
この組み立てにおいては、顧客の要望に応じて物流センターで部品を組み立てて完成品にします。顧客が組み立てるプロセスを代替することで利便性の向上を感じてもらうことが期待できます。
「カッティング」とは、顧客の指定する大きさや形状に商品を切り分けることです。木材やガラス材、鋼材などが対象になることが多いようです。その他にも、カーテンなどの繊維製品の裁断やスーパーで販売される生鮮食品のカットも含まれます。
工場では生産効率のために大ロットで商品を生産することがありますが、必ずしも顧客の希望するサイズと一致するとは限りません。そのため、顧客に近い物流センターで要望を受けて商品のサイズを調整することで顧客の要望に応えられる仕組みとなっています。
「詰め合わせ」とは、複数の商品を1つの箱に詰めることです。一般的にはお中元やお歳暮などのギフトセットがイメージしやすいと思います。他にも個包装のお菓子を1つの箱にまとめることなども該当します。
もちろん単品でも販売することができますが、複数の商品をセットにすることで特別な意味合い(冠婚葬祭用など)を出すことができ、付加価値の向上につながります。また、詰め合わせ方を工夫することで見栄えが良くなれば、顧客の購買意欲が増すことも期待できます。
「封入」とは、説明書やカタログなどを商品と一緒に梱包箱に入れることです。これらの他にも販促チラシを同梱することを含む場合もあります。また、「封緘」とは封筒や袋に封をすることを指します。
ECなどでは顕著ですが、これらの印刷物は顧客の属性によって必要となるものが異なる場合があります。生産ラインで一律に商品に同梱するのではなく、納入先の要件に合わせて送付することで効率的な販促活動を行うことができます。
「ラッピング」とは、商品をギフト用包装紙などで包むことを指します。見栄えの良い包装紙やリボンなどで包装することにより商品の特別感が演出され、ギフトを送られた人は喜ばしい気持ちになります。また、そのことにより、ギフトの送り手の満足度も向上します。
このラッピングはECにおいてプレゼントを贈る際によく利用されます。EC事業を行う上ではギフト需要に応えることは非常に重要であり、EC事業者によっては多種多様なラッピング方法の選択肢が提供されている場合があります。
- 検品・検針
- 補修作業
- ラベリング
- 値札・タグ付け
- 組み立て
- カッティング
- 詰め合わせ
- 封入・封緘
- ラッピング
検品・検針
「検品」とは、出荷前の商品の汚れやキズが無いか確認する作業のことです。電機製品の動作確認なども含まれます。出荷した商品に不良品や異物混入があった場合、顧客の信頼を失い、そしてその対応に多額の費用が掛かってしまいます。また、アパレル企業の場合、工場で生産した商品にミシンの針が混入していないか確認する作業(「検針」)を行います。針の混入は消費者の身体を傷つけてしまうため、出荷前のチェックが重要です。
補修作業
「補修作業」とは、検品・検針で良品と不良品を仕分けた後、不良品を良品に戻す作業を指します。不良品を補修することで不良品在庫を減らし、商品価値を復活させることができます。具体的な作業としては、糸ボソ処理(ほつれ糸の補修)、プレス、ミシンでの補修等があります。作業終了後に改めて検針を行い、不良品から良品に戻ったことを確認します。
ラベリング
「ラベリング」とは、輸入商品の日本語訳表示や法定表示を記載したラベルを貼り付けることです。日本の消費者にとっては、外国語で記載された使用方法や成分表示などを日本語に訳したラベルがあることで安心して購入することができます。また、食品や化粧品などの場合、法規制によって表示内容が定められているものがあり、日本の市場で販売するためには法定表示に沿った内容で構成されたラベルを貼りつける必要があります。他にも、日本市場用のバーコードを貼り付けることもラベリングに含まれます。
なお、鴻池運輸では国内向けの流通加工だけではなく、海外向けのラベル貼り等にも取り組んでおります。輸出入に関連したラベリング作業をご希望の場合は鴻池運輸にお任せください。
値札・タグ付け
「値札・タグ付け」とは、商品を小売店舗に納入する際に事前に値札を付けたり、商品に販促用のPOPなどを付けたりすることです。こういった値札・タグ付けを物流センターで行うことにより、小売り現場は販売業務に集中することができます。また、このような加工を日常的に行っている物流センターは作業に適した施設や人的リソースを持っており、値札・タグ付け作業の効率化を図ることができます。
組み立て
「組み立て」とは、パソコンや家電製品などの部品を組み立てることです。Dell(パソコン)のビジネスモデルが有名ですが、対象は電子機器に限定されず、精密機器や自動車部品の他、小売店舗における陳列什器や家具なども含まれます。この組み立てにおいては、顧客の要望に応じて物流センターで部品を組み立てて完成品にします。顧客が組み立てるプロセスを代替することで利便性の向上を感じてもらうことが期待できます。
カッティング
「カッティング」とは、顧客の指定する大きさや形状に商品を切り分けることです。木材やガラス材、鋼材などが対象になることが多いようです。その他にも、カーテンなどの繊維製品の裁断やスーパーで販売される生鮮食品のカットも含まれます。工場では生産効率のために大ロットで商品を生産することがありますが、必ずしも顧客の希望するサイズと一致するとは限りません。そのため、顧客に近い物流センターで要望を受けて商品のサイズを調整することで顧客の要望に応えられる仕組みとなっています。
詰め合わせ
「詰め合わせ」とは、複数の商品を1つの箱に詰めることです。一般的にはお中元やお歳暮などのギフトセットがイメージしやすいと思います。他にも個包装のお菓子を1つの箱にまとめることなども該当します。もちろん単品でも販売することができますが、複数の商品をセットにすることで特別な意味合い(冠婚葬祭用など)を出すことができ、付加価値の向上につながります。また、詰め合わせ方を工夫することで見栄えが良くなれば、顧客の購買意欲が増すことも期待できます。
封入・封緘
「封入」とは、説明書やカタログなどを商品と一緒に梱包箱に入れることです。これらの他にも販促チラシを同梱することを含む場合もあります。また、「封緘」とは封筒や袋に封をすることを指します。ECなどでは顕著ですが、これらの印刷物は顧客の属性によって必要となるものが異なる場合があります。生産ラインで一律に商品に同梱するのではなく、納入先の要件に合わせて送付することで効率的な販促活動を行うことができます。
ラッピング
「ラッピング」とは、商品をギフト用包装紙などで包むことを指します。見栄えの良い包装紙やリボンなどで包装することにより商品の特別感が演出され、ギフトを送られた人は喜ばしい気持ちになります。また、そのことにより、ギフトの送り手の満足度も向上します。このラッピングはECにおいてプレゼントを贈る際によく利用されます。EC事業を行う上ではギフト需要に応えることは非常に重要であり、EC事業者によっては多種多様なラッピング方法の選択肢が提供されている場合があります。
流通加工をアウトソーシングするメリット
流通加工を自社だけで取り組むのはさまざまな困難が伴います。その際、「アウトソーシング」を行うことは1つの選択肢となります。ここでは、アウトソーシングのメリット・デメリットについて解説します。
流通加工は労働集約的な要素が強く、多くの人的リソースを確保する必要があります。また、適切に機能させるためには教育を行う必要があります。十分な作業量があるときは問題ありませんが、閑散期などで作業量が減少した際は抱えている人的リソースは遊休化し、不要なコストを支払う無駄が生じます。
一方、アウトソーシングの場合、人件費は変動費化されているため、作業量に応じてコストの調整が可能です。
流通加工の委託を受ける専門業者は他社の流通加工業務も請け負っていることが多く、豊富な流通加工のノウハウを持っていることがよくあります。そのような委託先に流通加工プロセスの改善を依頼する場合、作業効率が大きく向上する可能性があります。
また、流通加工業務を委託した荷主は、余裕が生じた人的リソースを自社のコア業務に注力させることができるようになります。結果として、流通加工の効率化が実現すると同時に、自社の商品企画やマーケテイングなどの業務も強化することができます。
事業内容によっては繁忙期と閑散期の作業量の差が大きくなることがあり、荷主によっては繁忙期の人的リソースや施設・作業機器の確保に苦慮することが考えられます。その際、多くの荷主から流通加工業務を受託する専門業者の場合、他の荷主の業務の特性と組み合わせることでそれらのリソースを柔軟に融通することができます。
これは新商品のヒット等で急にリソースの確保が必要になる場合も同様です。他にも、プロモーション等で新たな流通加工業務が必要になる場合でも、専門業者は過去の経験や他社との取引で培ったノウハウを活用して自社の要望に柔軟に対応できることがあります。
鴻池運輸は流通加工を強みとしており、納期が厳しい等の制約が多い販促品の対応も可能です。例えば、中国で生産された販促品の輸送・流通加工サービスを提供しており、日本国内と同水準の高いサービスを実現しております。流通加工のアウトソーシングをご検討の方は、ぜひ鴻池運輸にお問い合わせください。
まず1つ目のデメリットとして、自社内のコミュニケーションであれば防げた品質ミスが起こりえることが挙げられます。コミュニケーションミスへの対応が遅れるほど品質トラブルの悪影響が拡大します。
例えば、荷主と委託先との情報共有に不備がある場合、指示通りの作業内容が行われず、作業のやり直しや遅延などが発生することがあります。また、商品トラブル等でイレギュラー対応が必要になった場合、委託先には臨機応変な対応が期待できないことがあります。
これらは、業務手順を標準化したり、委託先を教育したり、密なコミュニケーションを可能とする情報共有体制を整備したりすることによって防ぐことが可能です。
また、自社に流通加工のノウハウが蓄積されないこともデメリットと言えます。流通加工に関するノウハウを持つ人材が異動や退職などで少なくなってしまった場合、自社の流通加工業務について十分に理解できなくなります。
その場合、委託先にロックインされる状況となり、料金交渉などにおいて不利になります。また、将来的に流通加工業務の内製化を検討する方針になったとしても、改めて業務を把握するために大きな工数をかけざるを得ない状況となります。
これらは、既存のノウハウの言語化や、業務プロセスの可視化などを図ることによって防ぐことが可能です。
経験豊富で信頼できる物流業者であれば、いずれのデメリットもしっかりとした対策を行ってくれます。アウトソーシングに不安がある方は、鴻池運輸にご相談ください。
流通加工の役割や主な作業内容、アウトソーシングのメリット・デメリットについて解説しました。
流通加工は物流の重要な機能の1つであり、「品質の維持」「付加価値の向上」「顧客の利便性向上」といったことが目指されます。また、流通加工には検品・検針をはじめとする複数の作業があり、商品の特性や顧客の要望に応じて様々な形に加工されます。
そして、流通加工を適切に実行するためにはアウトソーシングも選択肢の1つとなります。その際、メリットとデメリットをよく理解し、メリットを生かしつつ、デメリットを補う方法も同時に検討する必要があります。
この記事を参考に流通加工について関心を深め、自社の業務に適した流通加工のやり方を見出していただけますと幸いです。
当社鴻池運輸には、1980年代からの海外展開で蓄積された豊富なノウハウと世界に広がるグローバルネットワークがあり、お客様の国際物流を支えることができます。北中米、中国、アセアン、インドを中心にフォワーディングをはじめ、ロジスティクス、コントラクト、エンジニアリング、パッケージング、トレーディングなど様々な事業を展開。
国際貿易業務に限らず、海外展開でのお困りごとがあれば、お気軽に当社までお問い合わせください。詳しくは、こちらの「国際物流」のページをご参照ください。
アウトソーシングのメリット
アウトソーシングには、「コストの削減」「作業の効率化」「対応力の強化」というメリットがあります。それぞれの概要は次のとおりです。コストの削減
まず挙げられるのは、「コストの削減」です。荷主が専門業者に委託することで「人的リソース」にかかるコストを抑制することにつながります。流通加工は労働集約的な要素が強く、多くの人的リソースを確保する必要があります。また、適切に機能させるためには教育を行う必要があります。十分な作業量があるときは問題ありませんが、閑散期などで作業量が減少した際は抱えている人的リソースは遊休化し、不要なコストを支払う無駄が生じます。
一方、アウトソーシングの場合、人件費は変動費化されているため、作業量に応じてコストの調整が可能です。
作業の効率化
次に、「作業の効率化」を指摘することができます。すなわち、委託先の作業ノウハウを活用でき、効率的な作業体制を構築することが期待できます。先述のアパレル製品の糸ボソ処理、パンツのプレス加工などの補修作業も外部委託で行う場合があります。流通加工の委託を受ける専門業者は他社の流通加工業務も請け負っていることが多く、豊富な流通加工のノウハウを持っていることがよくあります。そのような委託先に流通加工プロセスの改善を依頼する場合、作業効率が大きく向上する可能性があります。
また、流通加工業務を委託した荷主は、余裕が生じた人的リソースを自社のコア業務に注力させることができるようになります。結果として、流通加工の効率化が実現すると同時に、自社の商品企画やマーケテイングなどの業務も強化することができます。
対応力の強化
最後に、「対応力の強化」があります。これは、繁閑の差や特別な状況において必要となる対応力の点で有利になることが見込まれるということです。事業内容によっては繁忙期と閑散期の作業量の差が大きくなることがあり、荷主によっては繁忙期の人的リソースや施設・作業機器の確保に苦慮することが考えられます。その際、多くの荷主から流通加工業務を受託する専門業者の場合、他の荷主の業務の特性と組み合わせることでそれらのリソースを柔軟に融通することができます。
これは新商品のヒット等で急にリソースの確保が必要になる場合も同様です。他にも、プロモーション等で新たな流通加工業務が必要になる場合でも、専門業者は過去の経験や他社との取引で培ったノウハウを活用して自社の要望に柔軟に対応できることがあります。
鴻池運輸は流通加工を強みとしており、納期が厳しい等の制約が多い販促品の対応も可能です。例えば、中国で生産された販促品の輸送・流通加工サービスを提供しており、日本国内と同水準の高いサービスを実現しております。流通加工のアウトソーシングをご検討の方は、ぜひ鴻池運輸にお問い合わせください。
アウトソーシングのデメリット
一方で、アウトソーシングにはデメリットもあります。ここでは、主なデメリットを2つ解説します。- 品質が悪化する可能性がある
- ノウハウが蓄積されない
品質が悪化する可能性がある
まず1つ目のデメリットとして、自社内のコミュニケーションであれば防げた品質ミスが起こりえることが挙げられます。コミュニケーションミスへの対応が遅れるほど品質トラブルの悪影響が拡大します。例えば、荷主と委託先との情報共有に不備がある場合、指示通りの作業内容が行われず、作業のやり直しや遅延などが発生することがあります。また、商品トラブル等でイレギュラー対応が必要になった場合、委託先には臨機応変な対応が期待できないことがあります。
これらは、業務手順を標準化したり、委託先を教育したり、密なコミュニケーションを可能とする情報共有体制を整備したりすることによって防ぐことが可能です。
ノウハウが蓄積されない
また、自社に流通加工のノウハウが蓄積されないこともデメリットと言えます。流通加工に関するノウハウを持つ人材が異動や退職などで少なくなってしまった場合、自社の流通加工業務について十分に理解できなくなります。その場合、委託先にロックインされる状況となり、料金交渉などにおいて不利になります。また、将来的に流通加工業務の内製化を検討する方針になったとしても、改めて業務を把握するために大きな工数をかけざるを得ない状況となります。
これらは、既存のノウハウの言語化や、業務プロセスの可視化などを図ることによって防ぐことが可能です。
経験豊富で信頼できる物流業者であれば、いずれのデメリットもしっかりとした対策を行ってくれます。アウトソーシングに不安がある方は、鴻池運輸にご相談ください。
まとめ
流通加工の役割や主な作業内容、アウトソーシングのメリット・デメリットについて解説しました。流通加工は物流の重要な機能の1つであり、「品質の維持」「付加価値の向上」「顧客の利便性向上」といったことが目指されます。また、流通加工には検品・検針をはじめとする複数の作業があり、商品の特性や顧客の要望に応じて様々な形に加工されます。
そして、流通加工を適切に実行するためにはアウトソーシングも選択肢の1つとなります。その際、メリットとデメリットをよく理解し、メリットを生かしつつ、デメリットを補う方法も同時に検討する必要があります。
この記事を参考に流通加工について関心を深め、自社の業務に適した流通加工のやり方を見出していただけますと幸いです。
当社鴻池運輸には、1980年代からの海外展開で蓄積された豊富なノウハウと世界に広がるグローバルネットワークがあり、お客様の国際物流を支えることができます。北中米、中国、アセアン、インドを中心にフォワーディングをはじめ、ロジスティクス、コントラクト、エンジニアリング、パッケージング、トレーディングなど様々な事業を展開。
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