デジタルフォワーディングとは?鴻池運輸のサービス「KBX」と併せて解説
国際物流
フォワーディング業務を取り巻く環境が変化する中、デジタルツールを用いた革新的なフォワーディング業務である「デジタルフォワーディング」が貿易関係者の注目を集めています。
このデジタルフォワーディングでは、オンライン上での見積もりや進捗管理、貿易書類の管理やチャットによるコミュニケーションなどが可能となり、それによって得られるメリットとしては業務のスピード化や効率化などの実現が挙げられます。
今回は、デジタルフォワーディングの基本説明から、デジタルフォワーディングでできることやそのメリットを解説します。そして、デジタルフォワーディングの具体的なツールとして、鴻池運輸が提供するフォワーディング業務効率化ツール「KBX」も紹介します。
デジタルフォワーディングとは、こうしたフォワーディング業務にデジタルの力を活用するものですが、単純なシステム化ではありません。いわば、デジタルツールを用いて貿易業務の圧倒的な効率化を実現するフォワーディングであり、業務の革新を促すものと言えます。
デジタルフォワーディングの歴史は新しく、2010年代前半にアメリカで始まったサービスが起源とされ、各国でベンチャー企業を中心に拡大しました。現在では、大手フォワーダーもサービス展開を積極的に進めており、貿易業界の注目トレンドと評価されています。
これらの変化が進んだ結果、従来型フォワーディングに代わるものとして、デジタルフォワーディングに注目が集まるようになっています。
これに対して、デジタルフォワーディングはデジタル技術をフル活用した「革新的」な業務プロセスが特徴的です。詳細は後述しますが、関係者はオンラインで連携でき、進捗管理や貿易書類管理の効率化、コミュニケーションの簡素化などを実現することができます。
フォワーディング業務は、旅行の代行手配を行う「旅行代理店業務」に似ていると言われます。その場合、従来型フォワーディングは「対面式旅行代理店」、デジタルフォワーディングは「オンライン旅行予約サービス」に置き換えることができます。
このように考えると、これまでにオンライン旅行予約サービスが旅行市場を席巻して旅行手配のやり方の常識を一変させたように、デジタルフォワーディングも国際物流のプロセスを大きく変える可能性を秘めていると言えます。
このデジタルフォワーディングでは、オンライン上での見積もりや進捗管理、貿易書類の管理やチャットによるコミュニケーションなどが可能となり、それによって得られるメリットとしては業務のスピード化や効率化などの実現が挙げられます。
今回は、デジタルフォワーディングの基本説明から、デジタルフォワーディングでできることやそのメリットを解説します。そして、デジタルフォワーディングの具体的なツールとして、鴻池運輸が提供するフォワーディング業務効率化ツール「KBX」も紹介します。
デジタルフォワーディングとは
まず、デジタルフォワーディングとはどのようなものでしょうか?ここでは、その概要と環境の変化、そして従来型のフォワーディング業務との違いなどを説明します。デジタルフォワーディングの概要
「フォワーディング」とは、物流業者などが荷主に代わって国際物流の手配、すなわち輸送手段の確保や貿易書類の作成、通関手続き、そしてスケジュール調整などを一括して行うサービスのことを指します。デジタルフォワーディングとは、こうしたフォワーディング業務にデジタルの力を活用するものですが、単純なシステム化ではありません。いわば、デジタルツールを用いて貿易業務の圧倒的な効率化を実現するフォワーディングであり、業務の革新を促すものと言えます。
デジタルフォワーディングの歴史は新しく、2010年代前半にアメリカで始まったサービスが起源とされ、各国でベンチャー企業を中心に拡大しました。現在では、大手フォワーダーもサービス展開を積極的に進めており、貿易業界の注目トレンドと評価されています。
フォワーディング業務を取り巻く環境
近年の社会情勢や技術革新などを背景に、フォワーディング業務を取り巻く環境が大きく変化しています。具体的には、「国際的なサプライチェーンの混乱」「生産性向上の要請」「デジタル化の急速な進展」などが挙げられます。国際的なサプライチェーンの混乱
コロナ禍による需要変動は、世界各地で滞船やコンテナの偏在、運賃の高騰といった深刻な混乱を引き起こしました。さらに、近年の地政学リスクの高まりによる貿易ルートの変更が常態化し、状況確認やスケジュール調整にかかる業務負荷は飛躍的に増大しました。生産性向上の要請
業務負荷の増加に対して人材の確保が追い付かず、簡易的なExcel(エクセル)による案件管理では限界を迎えるようになりました。そのため、属人化が著しく進んでいるフォワーディング業務においても、生産性の向上が経営の喫緊の課題として認識されるようになっています。デジタル化の急速な進展
クラウド技術やデータ連携基盤の進化により、デジタル化が急速に進展しました。フォワーディング業務においても例外ではなく、デジタルフォワーディングが現実的なビジネスモデルとして成立する環境が整うようになりました。これらの変化が進んだ結果、従来型フォワーディングに代わるものとして、デジタルフォワーディングに注目が集まるようになっています。
従来型フォワーディングとデジタルフォワーディングの違い
従来型フォワーディングは、電話やFAXなどのアナログな手法を多用することを前提に業務プロセスが設計されていました。この場合、煩雑な進捗管理や貿易書類の管理が求められ、なおかつ複雑なコミュニケーションが必要になります。これに対して、デジタルフォワーディングはデジタル技術をフル活用した「革新的」な業務プロセスが特徴的です。詳細は後述しますが、関係者はオンラインで連携でき、進捗管理や貿易書類管理の効率化、コミュニケーションの簡素化などを実現することができます。
フォワーディング業務は、旅行の代行手配を行う「旅行代理店業務」に似ていると言われます。その場合、従来型フォワーディングは「対面式旅行代理店」、デジタルフォワーディングは「オンライン旅行予約サービス」に置き換えることができます。
このように考えると、これまでにオンライン旅行予約サービスが旅行市場を席巻して旅行手配のやり方の常識を一変させたように、デジタルフォワーディングも国際物流のプロセスを大きく変える可能性を秘めていると言えます。
デジタルフォワーディングでできること
では、デジタルフォワーディングではどのようなことができるのでしょうか?ここでは、従来型フォワーディングと比較しながら4つの特徴について解説します。
対して、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォーム上で見積もり依頼や発注を完結させることができます。このことにより、見積もりや発注の業務スピードが格段に向上します。
対して、デジタルフォワーディングでは、それらの関係者をオンラインプラットフォームでつなぐことで物流作業や通関業務の進捗状況などがリアルタイムに把握できるようになります。これにより、管理工数が削減でき、異常発生時には早期対応も可能となります。
対して、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォーム上で電子データとして一元的に管理されるため、保管・検索・共有などが容易になります。また、紙ベースの書類のやり取りが無くなるため、ペーパーレス化による環境配慮も実現できます。
対して、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォームにおいてチャット形式でコミュニケーションを行うことになります。これにより、関係者は同じ情報を共有でき、また、貿易担当者の業務負荷の集中も緩和することができるようになります。
以上のように、デジタルフォワーディングではオンラインプラットフォームの特性を活かして、業務スピードの向上や管理工数の削減、貿易担当者の業務負荷の軽減などを実現することができるようになります。
- オンラインによる見積もりと発注
- リアルタイムの進捗管理
- 効率的な貿易書類管理
- シンプルなコミュニケーション
オンラインによる見積もりと発注
従来型フォワーディングでは、船社や航空会社に対する見積もり依頼から発注までに多くの時間と工数を要していました。メール・電話・FAXといった複数の手段を用いたやり取りではタイムラグが生じるため、最終的には膨大な時間がかかってしまいます。対して、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォーム上で見積もり依頼や発注を完結させることができます。このことにより、見積もりや発注の業務スピードが格段に向上します。
リアルタイムの進捗管理
貿易プロセスには輸送機関や倉庫会社、通関業者などが関与しており、進捗管理を行う際はそれぞれのステータスの確認が必要です。従来型フォワーディングでは、各所に対して個別に確認が必要であり、進捗情報の反映にも時間差が生じていました。対して、デジタルフォワーディングでは、それらの関係者をオンラインプラットフォームでつなぐことで物流作業や通関業務の進捗状況などがリアルタイムに把握できるようになります。これにより、管理工数が削減でき、異常発生時には早期対応も可能となります。
効率的な貿易書類管理
貿易業務の特徴の1つに、貿易書類が多岐に渡ることが挙げられます。従来型フォワーディングでは、紙ベースの複数の貿易書類がバラバラのタイミングでさまざまな連絡手段で提供されるため、管理が煩雑になりやすいという課題が存在していました。対して、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォーム上で電子データとして一元的に管理されるため、保管・検索・共有などが容易になります。また、紙ベースの書類のやり取りが無くなるため、ペーパーレス化による環境配慮も実現できます。
シンプルなコミュニケーション
先に述べたように、貿易プロセスでは多くの関係者が登場するため、その数に比例してコミュニケーションが複雑化します。従来型フォワーディングでは、貿易担当者が中心となって情報を整理していたため、業務の負荷が集中する構造になっていました。対して、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォームにおいてチャット形式でコミュニケーションを行うことになります。これにより、関係者は同じ情報を共有でき、また、貿易担当者の業務負荷の集中も緩和することができるようになります。
以上のように、デジタルフォワーディングではオンラインプラットフォームの特性を活かして、業務スピードの向上や管理工数の削減、貿易担当者の業務負荷の軽減などを実現することができるようになります。
デジタルフォワーディングを活用することのメリット
デジタルフォワーディングを活用することで、どのようなメリットが得られるでしょうか?ここでは、主な3つのメリットについて解説します。
対して、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォームでチャットによるコミュニケーションが可視化されており、また案件ごとに進捗管理や貿易書類管理が共有化されています。
これにより、誰でも同じ情報にアクセスでき、同じプロセスで業務を遂行できるようになるため、属人化の防止を図ることができると言えます。また、プロセスの標準化は業務品質のばらつきの抑制や新人の即戦力化にも役立ちます。
現在は定型的な業務の増大への対処策としてデジタルフォワーディングに焦点が当たっていますが、定型的な業務の工数の抑制に一定の目途がつけば、当然高付加価値業務へのシフトも検討課題となります。
このように、デジタルフォワーディングの導入は業務の効率化のみならず、業務内容の高度化の基盤となる役割を果たすことになります。すなわち、貿易業務における生産性の向上につながると言えます。
その点、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォーム上で情報が一元管理・共有されるため、関係者全員とのコミュニケーションがスムーズに進むことになります。これにより、無駄な問い合わせや重複確認が減ることが期待できます。
- 属人化の抑制
- 生産性の向上
- コミュニケーションコストの削減
属人化の防止
従来型フォワーディングでは、担当者ごとに物流業者や通関業者などとメールや電話などで膨大なコミュニケーションを行っており、進捗管理やトラブル対応がブラックボックス化しやすいという課題がありました。対して、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォームでチャットによるコミュニケーションが可視化されており、また案件ごとに進捗管理や貿易書類管理が共有化されています。
これにより、誰でも同じ情報にアクセスでき、同じプロセスで業務を遂行できるようになるため、属人化の防止を図ることができると言えます。また、プロセスの標準化は業務品質のばらつきの抑制や新人の即戦力化にも役立ちます。
生産性の向上
貿易業務では、関係者とのやり取りやスケジュール調整、進捗や貿易書類の管理などの定型的な業務を行うと同時に、業務改善や貿易戦略の立案といった高付加価値業務を行うことが求められます。現在は定型的な業務の増大への対処策としてデジタルフォワーディングに焦点が当たっていますが、定型的な業務の工数の抑制に一定の目途がつけば、当然高付加価値業務へのシフトも検討課題となります。
このように、デジタルフォワーディングの導入は業務の効率化のみならず、業務内容の高度化の基盤となる役割を果たすことになります。すなわち、貿易業務における生産性の向上につながると言えます。
コミュニケーションコストの削減
貿易担当者は、目まぐるしく変化する状況に応じて、さまざまな関係者と都度やり取りを行っています。その際の連絡手段がメールや電話などに限られている場合、関係者への情報共有が非常に煩雑になり、コミュニケーションコストが膨らんでしまいます。その点、デジタルフォワーディングでは、オンラインプラットフォーム上で情報が一元管理・共有されるため、関係者全員とのコミュニケーションがスムーズに進むことになります。これにより、無駄な問い合わせや重複確認が減ることが期待できます。
鴻池運輸のフォワーディング業務効率化ツール「KBX」
最後に、デジタルフォワーディングの具体的なツールとして、鴻池運輸のフォワーディング業務効率化ツール「KBX」を紹介します(詳細はリンク先をご確認ください)。
これらのメリットを鑑みると、これからフォワーディングを始めるような荷主にとって「KBX」は安心して使用できるツールだと言えます。「KBX」に関心がある方は、お気軽にお問い合わせください(詳細はリンク先をご確認ください)。
デジタルフォワーディングはフォワーディング業務における新しい潮流です。従来型フォワーディング業務の制約を打破し、オンラインプラットフォームの特性を活かして業務プロセスの革新を図るものであるデジタルフォワーディングは注目に値します。
また、デジタルフォワーディングの具体的なツールとして「KBX」を取り上げて紹介しました。「KBX」はフォワーディング業務に精通する鴻池運輸が提供するデジタルフォワーディングであり、システムと実物流の強みを併せ持つ点に特徴があります。
この記事が、皆様の業務においてデジタルフォワーディングを導入するきっかけになると幸いです。
「KBX」とは?-5つの特長のご紹介
鴻池運輸が提供する「KBX」では、これまでに解説したようなデジタルフォワーディングの強みを活かして、フォワーディング業務の圧倒的な効率化を実現できます。ここでは、「KBX」の5つの特長を取り上げます。- オンラインで完結する見積もり/手配
- 案件ごとの見積もり/手配の進捗可視化
- 輸送中の貨物を搭載した本船の動静トラッキング機能
- 案件ごとの“やり取り”や“書類/データ”の管理
- 海外からの手配も可能なグローバル対応力
- Cyber Port(サイバーポート)との連携
オンラインで完結する見積もり/手配
「KBX」では、見積もりは必要な項目を埋めるだけであり、その内容をもとに鴻池運輸の担当者が最適な作業プランを直接提案します。また、手配についても見積もり回答からボタンを押すだけで依頼可能です。案件ごとの見積もり/手配の進捗可視化
「KBX」では、案件ごとに進捗状況が可視化されているため、段階の異なる複数の案件でも容易に管理することができます。また、この進捗状況はリスト化されており、確認の手間も飛躍的に削減できます。輸送中の貨物を搭載した本船の動静トラッキング機能
「KBX」では、貨物が積み込まれている本船の動静を追跡することができます。仮に本船の動静に変更があると登録先の宛先に通知されるため、フォワーダーの担当者に定期的に問い合わせを行う必要がなくなります。案件ごとの“やり取り”や“書類/データ”の管理
「KBX」では、各案件にかかわるやり取りやバラバラのタイミングで来る貿易書類をすべて「KBX」内に保存することができます。したがって、案件ごとに必要な情報を探索する手間を大幅に減らすことができます。海外からの手配も可能なグローバル対応力
「KBX」の強みの1つに、海外からの手配も可能なことが挙げられます。グローバルに活動する鴻池運輸のネットワークを活かし、国内外で同様のレベルの高品質な貿易取引を期待することができます。Cyber Port(サイバーポート)との連携
現在、民間事業者間の港湾物流においては手続きの電子化が進められており、国土交通省により、「Cyber Port」というプラットフォームが導入されています。「KBX」では、Cyber Portと連携し、港湾手続きに関わるデータの一元化を実現しています。「KBX」を活用することのメリット
このような「KBX」を活用することにより、荷主はフォワーディング業務の知識や経験がなくても「手厚いサポート」と「グローバルなサポート」を享受することができます。手厚いサポート
「KBX」では、フォワーディング業務の経験が豊富な鴻池運輸が一貫支援します。デジタルフォワーディングの効率性と鴻池運輸のノウハウの融合により、荷主にとって最適な形で提案を受けることができます。グローバルなサポート
鴻池運輸の充実した海外拠点との連携により、海外現地における物流も含めたフォワーディングも安心して任せられます。システムだけではなく、実物流も担う物流企業としての強みをフル活用できます。これらのメリットを鑑みると、これからフォワーディングを始めるような荷主にとって「KBX」は安心して使用できるツールだと言えます。「KBX」に関心がある方は、お気軽にお問い合わせください(詳細はリンク先をご確認ください)。
まとめ
デジタルフォワーディングの概要から始まり、できることやメリットの紹介、そして「KBX」の紹介を行いました。デジタルフォワーディングはフォワーディング業務における新しい潮流です。従来型フォワーディング業務の制約を打破し、オンラインプラットフォームの特性を活かして業務プロセスの革新を図るものであるデジタルフォワーディングは注目に値します。
また、デジタルフォワーディングの具体的なツールとして「KBX」を取り上げて紹介しました。「KBX」はフォワーディング業務に精通する鴻池運輸が提供するデジタルフォワーディングであり、システムと実物流の強みを併せ持つ点に特徴があります。
この記事が、皆様の業務においてデジタルフォワーディングを導入するきっかけになると幸いです。
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